短編小説
4
完全に膝が崩れ、尻だけ高く上げた四つん這いの体制でシズちゃんを受け入れる。痛い痛いとシズちゃんに訴える。くくっ、と性悪シズちゃんが笑ったと思えば、律動していたそのままの勢いで、ずぼっ、とそれを抜いた。

「…ひっ、い゛ぃいい゛いっ、ッアアっ、うぁああァアああ゛あ――ッ!!あぁあ…っ!」

びちゃびちゃびちゃっ、とフローリングの床に白い牛乳が広がっていく。

「やだっ、やら、ぁあ…!うゃあぁっ、ぃい…っみな、いで、よぉ……ッ、うぅう……」

ピュッピュッとなかに残った牛乳が飛沫をあげる。あとはたらたらと勢いのなくなった牛乳が太股を伝い、床の被害を広げるだけだった。

「あーあ…出すなって言ったよなぁ、いざやくんよぉ…」

「ふ、ぇえ、っひ、く……うぅやぁっ、あっ、ああぅっ!!」

とっくの昔に赤くなった尻と、窪みに汗が流れる背中を、シズちゃんが踏みつけた。その瞬間、全身に痺れる程のなにかが通り抜けた。踏まれる度に痛みからではないなにかによって、身体が痙攣を始める。

「ひ、ぐぅう、…っあ、ぅ、そっ…!っああ、ア……!っああぁア、あぁああんっッ!!!」

ペニスから溢れ出した精液に驚愕した。まさか今俺は踏まれてイったのか。羞恥に顔が赤くなり、シズちゃんの顔が見れない。しん、とした沈黙の後、ハッ、と背後でシズちゃんが鼻で笑う声を、震える身体で聞いた。なんだか力が抜けて、床にべったりと身体を付けた。
冷たい床と熱くなった身体が溶け合い、心地いい。そのまま眠りに落ちようと瞼を閉じれば、首輪を引かれた。

「俺まだイってねぇんだけど」

にっこり。
それはそれは爽やかに笑うシズちゃんに胸がきゅうぅ、となってしまう俺は、もう駄目だと思う。






賞味期限切れ








うちのしずちゃんは尻を叩くのが好きなようです、すみませんわたしの趣味です

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