短編小説
3

目を閉じて睡魔に身を任せようとしている臨也の口から、指を抜いてやる。すると閉じていた目をぱちりと開き、へにゃりと眉尻の下がった顔で俺を見た。今度は自分の指を噛もうとする臨也の手を制止させる、苛立ちを露わに臨也が唸った。

「俺の以外は噛むんじゃねえぞ」

小さく何度か頷いた臨也の口に、また指を入れる。舌で舐められると擽ったくて、口の中から頬に指を擦り付けた。
指をくわえて大人しくなった臨也の服の中に片手を差し込む。脇腹を上へ下へと撫でれば、声を上げて笑う。その様は朝昼では絶対に有り得ないから、余計に可愛いと思うし興奮する。
暫くヤってなかったから、と言い訳をして、指を抜き取りあいたそこに舌を入れる。素直に背中に伸ばされた両腕に頬を緩ませ、下着の中に手を突っ込んだ。






「ねえ、昨日俺になにしたのかなシズちゃん。腰痛いんだけど怠いんだけどベッドが汚れてるんだけどゴムが散乱してるんだけど。まずさぁ、俺一緒に寝るの嫌だって言ったよね?聞いてなかったの?君の鳥頭には容量が過ぎる内容だったの?それは悪かったわかりやすく一言で言ってあげるよ、死んで」

それはもう不機嫌な臨也をナイフで刺されながらも抱き締めて、ベッドに留まらせる。こう文句を言われるのも慣れたものだが、いい加減機嫌を直してほしい。そう思って、喋り続ける口に夜のように指を入れてみる。

案の定、というべきかゴリゴリギリギリと指を噛みちぎるかのように歯を動かされた。腹をげしげしと蹴られきつく睨まれても、それでも可愛い。

「………ちょっと待て。
なんで勃っ…待って、おい。昨日したんだよね嫌というほどした筈だよね、ちょ」

蹴る足を掴んで折り曲げさせる。
喚く臨也の口を塞ぎながら、細い髪に口付けた。






うさぎの心









いい夫婦の日…全く関係ない話ですが、幼児癖って可愛いと思うのです…!!

ドタチンの家泊まりに行くって言う臨也を入れるはずでしたが、入りませんでした!無計画!!この癖を門田に見せてたまるか…!な静雄を誰かかいてください

いい夫婦の日シズイザおめでとう!
早く結婚しろ!!

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あきゅろす。
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