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京都内のある事件が起きたマンションの近くにある橋の下、なぜこんな場所にいるかなんて、理由はただ一つ…暇潰し
テクテクと橋の下を歩いていると微かに私と違う足音が聞こえる。私が早く歩くと相手も早く、遅く歩けば相手も遅く…そんなのを続けていると相手は苛立ったのか私の足音と重ねようともせずに急に走りだした
なんだろう、と思い振り向けば見知らぬ少女。手には明らかにサイズが合わない大振りの鎌を持ち歪んだ笑みの少女だった
「…なんの用だい?そこのお嬢さん」
めったに使えない台詞top10に入りそうなこっ恥ずかしい“お嬢さん”を使ってみる。顔が茹で蛸のように赤くなりそうだ、戯言だけど
「きゃはははははははは!あんたがぁー零崎人識ぃ?我らぁのぉー石凪の分家のぉー闇薙がぁーあんたぉ倒してぇー石凪の本家に認められるってワケぇ!」
一方的に笑顔を振り回して、鎌を私の頭と胴体のつなぎ目…ようするに首を狙い振った。ビュンッ、っと風の切る音だけが響いた。
「さっすがぁ!コレでやられたら私ぃーがっかりだしぃねぇー!」
勘違い度MAXか。昔使ってた二丁の拳銃が手元に無い以上、体術だけで倒さなきゃならない訳なんだけど生憎この体は体術に向かない。拳銃すらまともに撃てないだろうから必然的に相手の力を利用する技しか出来ない。
要するに絶対絶命。
再び鎌を構えて振りかざしてきたのを、下にしゃがみこんで避け、その鎌を振った力をそのまま利用して鎌を奪い一回転して少女の首を…切った
ゴロン…、と狂気に歪んだ笑みを浮かべた少女の頭が床に転がった。
「キミを殺す気なんて無かったんだ、………なんて戯言だけどね」
「かははははっ!…お兄さん、闇薙相手に勝っちゃうなんて、傑作だなァ!」
目の前の約50m先に銀髪で女顔の少年がたっていた
「はじめまして、鏡の裏側の僕」
「こちらこそハジメマシテ、鏡の裏側の俺」
合わせ鏡のように笑う少年が二人がいた
殺人現場
(名前はなんて言うの?)(零崎人識)(…あ、キミだったのか)
出会いオリジナル。原作は一巻しか持ってないもので←
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