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SSS
絡めてみよう(土沖←新)
 「すいやせ〜ん。そちらに近藤さんが来てやせんか?」


そう言って僕の家に度々訪れる沖田さん。


「あっ、新一くん、近藤さん見ませんでしたかぃ?」


だけど未だに名前を覚えて貰えてなかったり(泣)


「新八です。今日はまだ近藤さん見てないですよ。」

「そうですかぃ。あの…ついでに土方さんも見てませんかぃ?近藤さん探しに行ったきり帰って来なくて。」


あ〜、本当は近藤さんより土方さんを探しに来たわけね。


「さぁ?見てませんよ。」


いいな〜こんな人から想われるなんて。土方さんは沖田さんの事めちゃくちゃ可愛いがってんだろな〜。実際可愛いし。


「ヘタに探すよりここにいた方が早く会えるかもしれないですよ。たいした物は出せないけど上がって待ってたらどうです?」

「えっ、いいんですかぃ?」

「はい!僕も一人で退屈してた所なんです。さ、どうぞ。」

「じゃぁ、お邪魔しやす。」


沖田さんは縁側に靴を揃えると中に上がった。


やっばι上がってもらったはいいけど何か凄く緊張するんですけど!!!

と、とにかくお菓子お菓子!


「あの、沖田さんもしよければどうぞ。あ、おかわり自由ですから。」

「えっ…あの、ちょっと聞いていい?」

「はい?」

「何でお菓子がこんにゃくと潤滑剤?こんにゃくは100歩譲るとして、潤滑剤って何に使う気?えっ、お茶の変わり?」


しまったァァァ!!!!緊張のあまり何か変なもの出してしまった!!ちょっ、改めて見たらこのお菓子(?)イヤらしい!!ダメだ!!何か変えないと!!


「あれ?ιおかしいな〜何でこんなもんが?違うんですよ沖田さん、俺が出そうとしたお菓子はこっちです。」

「え……スルメ?」


何でスルメを出したんだ自分!!オイオイ、こんにゃく、潤滑剤、スルメ…………まるでナニかを連想させるような奴しか出してないじゃないかァァ!!!

違う!!違うからね!!僕は別に沖田さんをイヤらしい目で見てる訳じゃないからね!!


「ぼ、僕違う物を…ι」

「あっ、構わないでいいですぜ。」


僕が台所に向かおうとすると沖田さんが袴を引っ張った。


「うわっ!」


だけどそれで僕はバランスを崩してそのまま沖田さんに倒れる。


「あっ、大丈夫ですか?沖…田……さ///」


ちょっとォォォ!!!!沖田さんが僕の下にいるんですけど!!まるで僕が押し倒した感じになってんですけど!!!

一番ビックリすんのは僕の息子が僅かながら反応しちゃってんですけどォォォ!!!!!


「あの……新一くん?」


ヤバイ!!退かないとなのに体が動かない!!いや、寧ろ沖田さんに近づこうと本能的にしてる!!ヤバイ!!ヤバイぞ!!僕の理性頑張れ!!

いや、でもほら、健全な男子だし、多少なりともしょうがないって言うか、ちょっとイタズラしてみたいって言う……



ガラッ



「新ちゃんただいま〜。誰か来てる…」

「「・・・・・・。」」


タイミング悪しで姉上のご帰宅。

あっ、殺されるかも?


だけど姉上は意外な反応を見せた。


「新ちゃんグッジョブよ!!私は消えるから2人は続けてvVあっ、ボイスとっておいてね♪あっ、私は土沖←新でもいけるから大丈夫よ!健闘を祈るは新ちゃん♪」


姉上は嬉しそうに部屋を出て行った。


あれ?姉上?もしや姉上って腐…


「おい、テメェ等何やってんだ?」

「あっ、土方さん。」


げぇぇぇ!!!彼氏きた!!えっ、この図ってもしやヤバくねぇ?これ押し倒したように見えてるっぽくね?ちょっ、殺されるんじゃね?ι


「新一くんがコケたから受け止めたんでさぁ。」


沖田さんは僕の下から這い出て土方さんに並んだ。


「もうどこ行ってたんですかぃ。近藤さんは?まだ見つかってないんで?まったく何やってんでぃ土方。ほらさっさと近藤さん探しに行きやすよ。それじゃ新一くんまた今度。」


沖田さんは土方さんを引っ張りながら部屋を出ていった。


その姿を見てる固まったままの僕と、ニヤケて見ている姉が一人。


土方さんには天と地がひっくり返っても勝てそうにないな。



おわり



無駄に長っ!!


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あきゅろす。
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