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SSS
たまには甘い彼らもいかが?
 
こんにちは!山崎です。

ちょっと聞いてくださいよ!この世の中、珍しい事もあるもんです。

なんと、あの沖田さんが副長の為に昼飯を作ってます!


「総悟、何作ってんだ?」

「ん?炒飯と野菜炒め。土方さん最近あまりまともな食事してないから。」


包丁さばきはお手のもの。そう言えばミツバさんが体調悪い時には沖田さんが作ってたとか。


「俺味付け濃い方がいい。」

「へいへい。」


副長は周りをキョロキョロ見回すと後ろから沖田さんを抱き締めた。

誰も見ていないと思ったんですか?馬鹿め!俺はちゃんと見てますよ。

あっ、今馬鹿って言っちゃったι


「土方さん邪魔〜。」

「何かさ、こんな事してたら新婚さんみたいじゃない?」

「俺が夫で土方さんが新妻?」

「バカ、俺が夫で総悟が新妻幼妻。」

「『幼妻』は余計でぃ。」


あ〜これっていわゆるバカップルですか?
いや本当、見てるこっちが恥ずかしいし。


「ん、味みて。」


沖田さんは菜箸を副長の前に差し出した。

副長はそれを口に含む。


「ん〜もうちょい塩が欲しいな。」

「もうちょっとですねぃ。」


再び調理に取りかかる。

てかさ、もう離れれば?やりにくいでしょ?特に沖田さんが。


「あ〜お前の背中落ち着く。」

「そりゃどうも。」


コラァァ!!!密着しすぎ!!離れなさい!お母さんはそんなの許しませんよ!


「はい、味みて。」

「ん。……このくらいでいい。」

「そう。」


沖田さんは火を止めると近くの皿に盛り付けた。

次は炒飯だろうか。


「マヨネーズかけたらぶち殺しやすからね。」

「うん。」

「炒飯にシイタケ入れていい?」

「だめ。」


何が『だめ』だ!椎茸ぐらい食べんか!血を綺麗にするんですよ!あんたが一番食べなきゃいけないんですよ!


「ほら、離れなせぇ。危ねぇだろぃ。」

「総悟を嫁にもらったらいつもこんな感じか。悪くねぇな。」

「何馬鹿な事言ってんでぃ。」


そう言って少し照れ笑いの沖田さん。

何?まんざらでもないってか?

いい加減にしろよ!砂吐くぞ!こんな甘いの胃もたれするわ!


「出来たから離れなせぇ。健康の為なんだから全部食べてくださいね。」

「総悟が食べさせて。」

「は?やだ。」

「最初だけでいいから。」

「はぁ、んじゃ少しだけね。」


甘〜ι本当、いい加減砂吐っ……うっ、うっ……おぼろじゃぁぁあ!!!!

ギャァァ!!本当に砂吐いた!凄い。人間ってやれば出来るんだ。


「美味しい?」

「美味い。」

「はい、あ〜ん。」

「ん。」



うぷっ!
もう居れない!ダメだ!目に毒だ!

っと言うことで撤退します!こんな甘い感じの2人はもう見てらんなっ………うっ、おぼろじゃぁぁぁあ!!!!!!(←砂吐いた)





おわり



すみません!!土沖の甘々を目指しましたが、ただウザくなっただけでした。

山崎を腐男子にするか迷ったのですが、ここ最近腐女子の話を書いてたので今回は普通に。


甘くもしたかったけど、ギャグにもしたかった。

その結果が『ウザい』でした。

いい勉強になりました。

ネタ提供
『久々にイチャコラしてる2人』
でした。


ネタありがとうございました!


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