dream1 今日だけ 『翼、飯行こう?』 「あ、ごめん。この後稽古」 手を振って楽屋を出た翼。 俺は一人椅子に腰かけた。 『この後どうしよ』 そうため息してると、1通のメールが届いた。 TO:滝沢 下で待ってるよ。 by283 俺は、返事せず走った。 「もう、そろそろかなぁ」 滝沢はどういう顔するだろう 想像しても笑ってしまう 『つ、つばさっ』 「あ、来た(笑)」 滝沢は息を切らしてる 可愛い奴だ そんなに俺がすきなのか 『翼、稽古は?』 「ん?サボり♪」 『・・・・・・』 「たきざぁ?」 涙を少し拭って俺を見た。 『お、お前ッ…ばっかじゃねーの』 「え?」 『俺は気を遣って』 「ん、ごめん」 笑っちゃうよ、ホント、 「サボりました〜」って言って「はい、そうですか」ってなるか? 『稽古に行けよ』 「え、ちょっと待って!たきざぁ」 『俺はサボるような人間と飯行きたくないから』 「ちょッ…ちょっと待って!」 俺は携帯を出し電話をかけた。 「あ、すいません。急に風邪をこじらせました。はい。すいません。失礼します」 あ〜あ、やっちゃったよ、君 『どんだけ俺と居たいの?苦笑』 「ダメ?」 『よ〜し、分かった。それでいいんだな?』 「うん。え?」 俺は翼の手を引っ張った。 「え!ど、何処行くの?」 『ステキなご馳走食べるんだよ♪』 「……//」 ーEND― [*前へ][次へ#] |