M.I.W 2011 聖者が唄うハーモニー 誰かの祝福を祝う鐘の音が今日も鳴り響く。 雨を願う僕の背中を南風が押す。 浮き彫りになる闇の向こうで手招きをする。 隠してたのは疑問だけ、それすら理解できそうにない。 都合の悪い事すら掻き消すように歌は響く。 誰かの復讐を裁く雨の音が今日も鳴り響く。 雨を弾く傘の中まで無情にも濡らす。 浮き沈み消える面影だけが手招きをする。 気付いていたよ答えには、生暖かい温もりの中。 ざわめく鼓動の音を掻き消すように歌は響く。 扉の前でひとり思いに耽っていた。 誰かが言った「シンプルが一番美しい」と。 そしてまた複雑にからめてしまう僕は、 叫び声をあげて輪から遠ざかっていく。 隠してたのは疑問だけ、それすら理解できそうにない。 都合の悪い事すら掻き消すように歌は響く。 安らかすぎる眠りへと堕ちていく瞬間の祈り。 同じ顔で悲しく響きだした歌は響く。 [*前へ] [戻る] |