M.I.W 2011 スローダンス 悲しげに揺れた花は虫の報せ。 黄昏に満ちる情景を映して。 そして僕は君の幻に踊らされているよ。 それでもいいかと理解してその手をつかんだ。 確かにそこには温もりがあったはずなんだ。 嘘にはしたくないから何度も唇を重ねた。 いつまで傍で微笑んでくれるのだろうか。 時計の針は今日も無情に零時を知らせる。 いつまで僕は君を愛せるのだろうか。 答えを知る恐怖は今日も沈黙を続けている。 悲しげに写る写真立ての向こう。 苦しみがひとつ情景を濁して。 いつもの日曜日が退屈に感じられたからね。 大切にしたいと記憶する優しい気持ちが、 確かなものへと変わり始めたはずなんだ。 糸はとっくに切れてて手繰ってもその先に君はいない。 いつまで傍で微笑んでくれるのだろうか。 時計の針は今日も無情に零時を知らせる。 いつまで僕は君を愛せるのだろうか。 答えを知る恐怖は今日も沈黙を続けている。 少しズレてたステップが僕と君の時間を確かなものにさせる。 悲しい瞳には映らない僕が、 そして僕の瞳には君が映らなくて。 ゼンマイ仕掛けの箱は閉ざされる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |