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M.I.W 2011
Schweinのオーケストラ
僕がいま歌を歌うから、君はただ聞いてくれればいい。
青空を背に指揮を取る、二人だけのオーケストラ奏でよう。

老人は杖の場所を忘れ僕に聞いてきた。
首を傾げた僕の頭をそっと撫でる手。
それは優しさ?哀れ?

花の道を行く聖者に問いかけてみた。
明日の天気とか老人の杖の場所とか。
けれど答えてはくれない。

存在しない両者を理解するには時間が必要。
それとも僕に足りないのは君に対する愛情?

震えてる声で愛を歌う、そしてまた幕は下ろされる。
主役にはきっとほど遠い、君の中の僕は泣いていた。

春の風がさらった君の想いを僕は何度も何度も追いかけ続けてる。
それでしか君をこの胸の中に留める事が出来ない。

死にたくなるような一人の夜でも手を伸ばせばほら。
ねぇ、君はそこにいるよね?

僕がいま歌を歌うから、君はただ聞いてくれればいい。
青空を背に指揮を取る、二人だけのオーケストラ奏でよう。

悲しみを鳴らす鐘の音、そしてまた僕ら離れていく。
僕を思い出すその時はこの歌を思い出してくれればいい。

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