人物紹介
1.人物
「求めるのは真実です。語り部が朽ちるまで残る、私の為の。
……フフ、私は傍観者ですよ。英雄はただ踊りなさい」
『風と魔法の物語』より
▼エスト
▼物語に伏す吟遊詩人
物語を紡ぐ事に全てを捧げた吟遊詩人。語られるべき一連の出来事の中、犠牲が出ようともエストは傍観者であり続ける。多くの争いや血を見ながら、助けを求める手は一度とて握り返した事は無い。
性別は不明。物語の前に差し出してしまった。
そんなエストの行動理念は誰にも理解されない。
▼体に織り込む英雄譚
数多くの物語をうたう。自身が見、言葉に直したものを数多く持つが、一般に伝わる伝承や神話も語る。
常に書物や各地の伝承をまとめたメモを携帯しており、衣服の様に纏っている。
歌う時は声一本でいく事が多い。朗々と響くのは、男とも女ともつかぬ声。気に入った街の一角に座り込んでは歌うが、奇妙な出で立ちをした詩人の奇妙な歌に足を止める者は少ない。
▼神話を見出す
旅の途中クロに出会い、興味があると行動を共にする。
執拗に追い回し、撒かれても知らぬ間に背後に立っている。
くるみさん家のウイリさんとは熱い論争を繰り広げる仲。出会う度に仕入れた物語を披露したり、酒も飲まずにああだこうだと夜を語り明かす。
ウイリさんを相手にすると珍しく饒舌、率直な意見を口にする。
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