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もういっそ壊してくれ
11 ※グロテスクな表現あり※


「…は、ぁ…はぁ……はっ…」


 肩で息をし、呼吸を整えていると濡れた耳に息を吹きかけられる。俺は射精後の独特な倦怠感や羞恥にまみれながらも、悪態をついた。


「…や、めろ…殺すぞ…」


 だが、生野は余裕たっぷりに笑い飛ばす。


「やってみろ、殺してみろよ。ああ…でもその前に、足腰立たなくなるまで犯しまくってやる」


 そう平然と返し、指や手にべっとりと付着した精液を見せ付けるように舐め取った。わざわざ俺と視線を合わせ、指の間に舌を這わせながら上へと舐め上げる。


 そして思わず顔を背けた俺を含み笑いながらしゃがみ込み、萎えきった陰部を丁寧に納め立ち上がった。


「じゃあな」


 返事を待たず二階へと消えた生野を呆然と見送る。すると急に力が抜け落ち、その場に座り込んでしまった。そのまま顔を両腕で隠し、固く目を閉じた。


「…なに、してんだよ俺たち…」


 そう呟かずにはいられない心境だった。


 先程の有無を言わさない強引な愛撫は、生野の性分を表していた。“従順でいろ、反逆は許さない”と力ずくで訴えていた。


 怠い腰をあげ、新校舎に戻るべく歩きだした。しかし急ごうと思うものの、意志を無視するかのように足が止まる。


『ほんっとイラつくんだよ!お前みてぇな生意気なガキが…!』


 生野の怒号が過ぎった瞬間、−−また腹部がギリリと痛みだした。それは先端の尖った針で、隅々を突かれるような鋭い痛みだった。その苦痛は以前よりも酷く、数分経っても落ち着く気配が見えない。俺は立ちすくんだまま、痛みが過ぎるのを待った。


 だが−−。

「!!!…うっ……ッ!」


 咄嗟に駆け出した。口元を片手で覆い、裏の林をただ目指した。そして木の根元に這いつくばると一気に嘔吐感が高まり、胃の中の物を勢いよく吐きだした。


 しかし何度吐いてもムカつきは、おさまらない。しまいには胃液すら出てこなくなり、二重の苦しみに涙目になってしまった。





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