怖い話
赤い服を着た子供
俺は飲み屋から帰ってくる時だった。その時向こう側から知り合いが歩いてきた。そいつと軽く話して別れて家への道を歩いていた。するとマンションに挟まれた細い道に入ると向こう側に赤い服を着た子供が立ち止まっているのが見えた。そのまま歩いて近づいて行くと怖くなってきた。冷静に考えると今は夜中の2時。こんな時間にあんな子供がいるわけがなく、しかも赤い服がずいぶん昔の古い感じの服だ。一歩一歩近づいていく…子供は動かない…そしてすぐ側まで行った時寒気が走った。その子は地面を見ていたが俺が近くに行くと首を壊れた扇風機のように振り乱し笑い始めたのだ。ビクッとして立ち止まるとその子はピタッと首を止め『おぉぉぉぉぉぉぉ!』っと変な言葉を叫びながら、ものすごい早さで横のマンションの壁をよじ登って行ったのだ…恐怖で必死に走って俺のマンションに帰った。しかし家についてもまだ恐怖は続いた。布団にくるまり震えていると窓に影が写り目をやった…そこにはさっき見た子供が窓に張りつきものすごい形相で見ていたのだ!しかも俺の住んでるマンションの部屋は4階だった…俺はあまりの恐怖にそのまま気絶していた。それから俺は見えなくなったから気にしなくなったが俺の部屋にその霊はいるみたいで、今でも友人が部屋にくると子供がいるのが見えたり笑い声が聞こえたりするみたいだ…



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あきゅろす。
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