怖い話
廃墟
ある街に廃墟がありそこは心霊スポットとして有名です。私の友人たちはそこに肝試しにいったようで、その時の話を聞いたのでここに書きます。カップル2組で最初は廃墟とは別の場所に肝試しに行ったらしいのですが、そこはつまらなかったらしく今回の話になっている廃墟に行くことになったそうです。はじめは片方の女の子が少し霊感があり嫌な感じがすると言い行きたがってなかったのですが、彼氏ともう1組のカップルが行きたがっていたので渋々行くことになったそうです。行きの車の中でも彼女はすごい嫌な予感がして言い続けていたらしいです。着いてみると案の定彼女の予感は的中しました。肩にグッと圧迫感があり空気も秋だというのにジトーっとした生温さが立ちこめて、全員気持ち悪さを感じましたがここまで来たのだからそのまま帰るわけにはいかないだろということで全員で廃墟の中に入ることになったそうです。中に入ると嫌な圧迫感はより強くなり誰も話さなくなりました。そして廃墟の2階にある部屋に入った時全員立ちすくみました。その部屋には鉄でできた犬の置物がびっしりと置いてあり全てこっちを見ていたそうです。霊感のある女の子はすぐにここはマズイと感じ皆に帰ろうと訴えました。その様子があまりにもいつもと違ってヒステリックだったらしく皆従って廃墟の入り口まで戻ったそうです。そして彼女が廃墟から出て何もなくてよかったと思っていると、もう1人の女の子の様子がおかしくなり始めた。息があがり、歯をむき出しにして「うぅぅ〜」とうなり始めたかと思うと四つんばいになり歩き始めたそうです。その子の彼氏はパニックになりながらもその子を車に詰め込みすぐにそこから逃げ出したそうです。廃墟から遠ざかって行くにつれてその子も落ち着きを取り戻しましたが、廃墟から出たあたりからの記憶が全くなかったらしいです。霊感のある女の子が言うにはあの犬の置物は何かをまつってあったもので、そこに彼女たちが入ってきたため自分の住みかを侵されると思って取り憑いてきたらしいです。皆さんも遊び半分でそのような場所に行くと取り憑かれてしまうかもしれません…



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あきゅろす。
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