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明日の空
標的70 綺麗な土下座


またまた目が覚めると


『…あれ?あたし…あぁ寝ちゃったんだ』


ディーノあったかかったなあ
って

ああああ!!
あたしディーノに抱きしめられたんだあああ!!!
よっしゃあ!!
大切な思い出にしよう!!
うん


『……あれ?』


手紙が置いてあった

なになに


"怪我は大丈夫か?空に頼みがあるんだが、霧の守護者の家庭教師になってくれ ディーノ"


え、ディーノって日本語書けたんだ
字も結構うまいし
漢字も書けてる!!
すげー…


って家庭教師?


『あたしが?』

霧の守護者ってクローム?
凪?
うわあ大歓迎

てかあたし幻覚とかできないよ!?

幻覚じゃないけどイメージしたものは現実化できるけど…


『それをやればいいんかな?』


そのあとキャバッローネの部下の人(女性)が入ってきて包帯をかえてくれた

女の人いたんだ…
部下とボスの恋とかないのかなあ〜
部下の人にその気があってもディーノ意外に真面目だから一線を越えないかなあ

ってあたし何考えてるんだろ

あたしは部下の人にお礼を言ってバジルがいる病室に向かった


『…バジル?』

寝てる…?

あたしはベッドの近くに座った

傷…
あたしはバジルの顔の傷を治した

キュートフェイスに傷ついてさ
お姉さん許さないよ!?
まったく…


「ん…」


『あ、バジルおはよう』


バジルはガバッと起き上がった


「空殿!?っ!!」


『バジル!!ダメだよ!!怪我してるんだから!!』


あたしは強制的にバジルを寝かした


「あっ…あの…」


『ん?』


「すいませんでした…」


バジルがなんだか申し訳なさそうな顔をして謝ってきた


『なにが?』


「あの…拙者空殿のことお守りできませんでした!!本当にすいません!!」


とバジルはベッドの上で土下座をした

綺麗な土下座だな、おい

『大丈夫だよ、あたしだって油断してたし…』


「いえ!!拙者のせいです!!女性をお守りできないとは…」


おぉなんかバジルがカッコイイぞ


『あたしも悪かったんだし…』


「いえ!!拙者が…」


ダメだ
なに言ってもダメだ


『じゃあ二人とも悪かった!!これでいいでしょ?ほら、怪我がひどくなるから』


あたしは無理矢理バジルを寝かせた

可愛いなあ
本当、こーゆー弟ほしいよ

しばらく話をしてるとバジルは眠ってしまった

本当可愛いなあ
あたしは起こさないようにそっと頭を撫でた

てかもう夜じゃん…
外暗っ!!

あたしは自分の病室に戻った


『…お腹すいた』


お腹すいたし
お風呂入りたい
これでも女の子だし?
帰って…いいのかな?

あ、そーいえば

『今日ツナの誕生日じゃん…って昨日はリボーンの誕生日か』


そーいや獄寺の誕生日忘れてた
すまんよ獄寺

しばらくベッドでおとなしくしていると女の人が夕飯を持ってきてくれた(ありがとうございます)

あ、おいしい
病院食って意外においしいんだ

ごちそうさま、と

箸を置いて食器とか持っていこうとしたが女の人が持っていってくれた(本当にありがとうございます)

『…ひま』


肩の痛みはもうない


『傷痕のこっちゃうかな…』


あー最悪
これでも女の子なんだよ!?
あの鮫やろーが
許さん
マーモンだったら可愛いから許すけどさ


シャワー浴びたいな

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