明日の空
標的41 夏祭り
今日は夏祭りです。
京子とハルと行く予定です!!
花は用があって来れないらしく
美咲は橘くんと来るらしい
…青春だ
あたしはカバンの中に絆創膏などの救急セットを入れた
今日ツナ達ボロボロになっちゃうもんね
あたしはそう思い家を出た
待ち合わせ場所には浴衣の京子とハルがいた
…可愛いっ!!
『ヤッホー二人とも可愛いねぇ』
と手を挙げながらいった
「あれ空ちゃん浴衣じゃないんだね」
と京子はかわいらしく首を傾げて言った
『あたし浴衣持ってなくてね〜』
「はひっ!!言ってくれればハルが貸してあげましたよ!!」
とハルが言った
『んー大丈夫だから行こっか？』
あたし達は歩き始めた
二人が浴衣なのであたしが歩幅を合わせ他愛のない話をしながら向かった
二人出店を見つけるとテンションが上がりあたしの手を引っ張った
二人はわたあめやリンゴあめなどたくさん食べていた
あたしは甘すぎるわたあめやリンゴあめは苦手なのでタコ焼きしか食べてない
「空ちゃん食べないんですか？少食ですね!!」
君らが食べ過ぎなんだよ!!
あたしはハルに苦笑いをもらした
しばらくすると二人がチョコバナナを食べたいと言ったのであたしも賛成した
しばらくして
「「チョコバナナくださーい♪」」
と二人が言った
『あ、あたしも』
とつけたした
ツナは京子を見てデレデレしていた
でも気持ちわかるよツナ
可愛いもん
うらやましいなあ〜
『可愛いよね二人とも、ねツナ？』
とわざとふってみた
ツナは真っ赤になってうん、と言っていた
やっべ超可愛い
「空は浴衣じゃねーんだな」
と武が言った
あたしはさっき京子達に言ったことを武にも言った
あたしの今の服装はめっちゃラフな格好だ
Ｔシャツにショートパンツ
だって動きやすいし？
「ほらよ」
と獄寺が無愛想に渡してきた
もっと愛想よくしなきゃダメだよー？って言ったらうるせ、と怒られた
まあごっきゅんらしいと言えばそーなんだけど
二人は、まだ食べたいらしくツナ達と一端別れた
まだ食べるのかあ…
恐るべき女の子の別っ腹
そのあとリボーンと合流して
「花火を見る隠れスポットがあるぞ」
と言って神社を教えてくれてあたし達は神社に向かった
神社にはボロボロになったツナ達がいた
ツナは京子がきて嬉しそうだった
あたしは三人の手当てをした
「なんで空こんなもの持ってたんだ？」
と最後に治療した武に言われた
『こーなること知ってたからね』
と苦笑いをした
別にあたしの能力で怪我治してもいいんだけど
命に別状はない限り
よっぽどの怪我じゃない限り使わないことにした
あれ怪我によって体力がめちゃくちゃ奪われる
疲れるの嫌だしね
バーン
花火があがった
すごく綺麗だった
友達と花火見るなんて何年ぶりだろうか
そう思っていると武が手を握ってきた
「ちょっとぐらいいいだろ？」
…なにが
武の爽やかスマイルで結局流されてしまった
うーん爽やかスマイルは最強だ
と改めて思った
結局武はあたしが家に着くまで手を離してくれなかった
おっきくて温かかったなあ
あたしは久々に心臓がやばかった
これはバジルのほっぺにちゅー以来のドキドキだった
いやそれ以上かもしれない
ドキドキが止まらなかった
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