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明日の空
標的152 大空のアルコバレーノ


慌てて外に出ると

う、海……?


『たこーーーーーーっ!?』


叫んだと同時に誰かに後ろから引っ張られた
驚いて振り向くとそこには若い女の人が


『……!』


首にはオレンジ色のおしゃぶり

大空のアルコバレーノ印


『ユニの…お母さん?』


コクリと頷き


「私達は見守っていましょう」


『あ、はい…』


そのままツナ達が緑色のおしゃぶりを持ったヴェルデと闘い始めた


「本当そっくりね、あの人の娘だわ」


『へ?あの…』


「あぁ私、貴女の事も貴女のお母さんも知ってるわ」


『えぇーーー!?』


いや、でも確か大空のアルコバレーノは未来が…
ん?未来?


「私はね、貴女のお母さんに…由美子さんに救われたの」


『お母さん、に?』


「私がまだ貴女ぐらいの頃…街で買い物をしていると私は変なマフィアに拉致されそうになってね
何度も叫んだ、何度も助けを求めた
だけど誰も助けてくれなかった、巻き込まれたくなかったから

でも由美子さんだけは違った
たった一人で大の大人数人に立ち向かったの
ボロボロになりながらも必死に私を助けてくれたの

泣きながら謝る私に
"貴女は悪くない、大丈夫。ね?だから笑って?女の子は笑顔が一番なんだよ!!"

そう言って泣いてる私をおぶって家まで送ってくれた

家に着いてお礼を言ってないって気づいたの
だから探した、母に頼んで

名前もボンゴレだってことも全部調べてもらった
だけど由美子さんは見つからなかった

母が亡くなって、おしゃぶりを受け継いで…私は母が亡くなる前から…由美子さんに救われた日から思っていたの

"この人みたいに強くなりたい"」


そう言ってあたしを見る女の人の目は真っ直ぐだ
何か強い意志を持っているような、そんな眼だった


「貴女に会えてよかったわ」


『え?』


いや、あたし何もしてないんですけど…


「おーーいっ!!」


武が笑顔でこっちに手を振っている
いつの間にか終わったみたいだ


「じゃあ私は帰るわ」


『あっ…えっと…』


「アリアよ、またね空ちゃん」


『あ、はい。アリアさんまた!!』






リボーンのやつも合格できたみたいで、これで全て揃った


まだまだあたし達の闘いは続くみたいだ


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あきゅろす。
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