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明日の空
標的151 再び


あたしはまた突然白い光に包まれた


そしたら何かの上に落ちた


『ぎゃっ!!』


「いっでぇーーー!!!!」


「え!?獄寺くん!?」


痛…くない?
むしろ柔らかい…


「い゙っで…って苗字!?」


『獄寺!?』


どうやら獄寺の上に落ちたみたいだ


『な、なんでここに?』


「それはこっちのセリフだ!!」


『怪我だらけ…?』


そっと獄寺の頬に触ろうとすると誰かに腕を掴まれた


「それ以上はダメなのな」


『た、武?』


グイッと引き寄せられた
するとみんながいるのにも関わらず後ろから抱きしめられた


「ちょっ…!!」


「おい!!野球馬鹿!!場所を考えろ!!」


「ははっ…悪ぃ、少しだけ…」


少し腕に力が入った


「マジ…焦った」


『え?』


「もう…帰って来ないかと思った」


少し武の声が震えていた
本気でそう思ったのだろう


『ごめん…』


「いや、帰ってきてくれたからいいのな」


あたしを少し離して頭を撫でる
こういう些細なことでも心臓がドキリとする


『あ…そういえば獄寺の怪我といい…
どうしたの?』


あたしが周りを見ながら言うと暗い顔をした



「実は……」




+++++


『そんなことがあったんだ…』


ツナから今までのこと
そしてリボーンの試練のことを聞いた


「もう…ダメなのかな……」


弱気なツナに
元気がないみんな


あたしはこれからの事を知っている
でも…


『諦めちゃダメだよ』


「え?」


『そりゃあ不安とかあるかもしれないけど…
京子やハルを…みんなをこの今の時代に戻したいんでしょ?
だったら諦めちゃダメだよ!!

今度はあたしも頑張るから…だからもう一度リボーンに頼んで試練やろうよ』


「空…」


「空ちゃん…」



ツナが、みんなが心の中で決意をした瞬間




ドーーーーン




大きな音がした


緑のおしゃぶりをもつヴェルデが奇襲をしてきた

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