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明日の空
標的129 最強なのは?


しばらくそこでイタリアにいるヴァリアーとかの話や白蘭の話を聞いていた

やっぱりフランに会いたかった
でもまぁスパナに会えただけいっか…

とスパナを見ると目が合い、スパナは不思議そうに首を傾げた

かっ…可愛いっ!!

一人で萌えていると

ガタンッ

と大きな音がした

『え、なに?』

大きな音がしたのは上の方。

みんな一斉に上を見た

するとバラバラと壁の破片が落ちてきていた

いくら小さいからと言って当たったら痛いし危険だ

「えぇっ!?」

ツナは一人でパニクってる

おまけにでかい破片まで落ちてきた
と言ってもそこまで大きいのではない
だがみんな負傷しているしこの部屋には大きな穴があって逃げ場がない
つまりヤバいってこと

『………開匣』

みんながもうダメだ、と思い目をつむったが衝撃や痛みがこない

ツナ達が目を開けると、空の匣兵器のコトラが宙に浮いていた

空は扇子で風を切り、なるべく破片を小さくし、コトラは風をだし大きな穴に破片が入るようにした

『成功』

すべて片付け終わりコトラが空の胸元に戻ってきた

その姿に誰もが驚いていた

こんな時の冷静な判断。
とっさの行動。

リボーンは口角をあげていた

『みんな大丈夫?』

しかしなによりも驚いたのは空の姿

死ぬ気の炎を指輪に点してる間のみ空の姿が変わる

死ぬ気の炎が消えたら何事もなかったかのように姿は14歳の姿に戻る

『…あれ、みんなどうしたの?』

「…すごいな、これがボンゴレの風」

スパナが目を見開きながら言った

なんかスパナに褒められた!!
よっしゃっ!!

「にゃお(主…顔にやけすぎですよ、山本さんに怒られますよ?)」

『あ、ごめんごめん』

だってスパナ可愛いんだもん!!
マジ可愛いじゃん!!

にやけないでどうするんだよ!!

「ふーん」

スパナがなんだかニヤニヤしてる
でもそんなスパナでも可愛い

「空…顔緩みすぎよ」

美咲につっこまれた

『だってスパナ可愛いんだもん』

「あれ?ウチの名前……あぁ…あの噂は本当だったのか」

『噂?』

正ちゃんを見る

「ボンゴレ側に異世界から来た人間、そして未来を知っている人間がいるって噂があったんだ」

『それ、もろあたしじゃん』

「白蘭さんにそれはかなり調べさせられたよ」

正ちゃんは呆れた表情をしながら言った

『へぇ〜…なんかごめん』

「だけど何も出てこなかったから今となっては幻になったんだ」

「なんか空ちゃんすごい…」

「だがそうとも言えねぇぞ」

『リボーン』

今まで黙っていたリボーンが口を開いた

「確かにこの時代に空はいなかったが今ここに空がいるとなると空が一番あぶねぇかもな」

『どういうこと?』

「空が未来を知っているってことはその空を利用したいためにミルフィオーレだけじゃなく他のファミリーから狙われる可能性もあるんだ
それに風は今のところお前一人だとこの時代の雲雀が言っていたからな」

『あ…そういえば…』

そういやそんなこと言ってたな

「空…」

凪があたしの服の裾をクイッと引っ張った

『ん?どうしたの?』

「空は…守るから…」

『ぶはぁっ!!』

ちょっ!!
ちょっと待って下さいよー!!!!

うるうるな目でしかも上目遣いでその言葉ですか!?

生きててよかったぁあああ!!!

「にゃあ…(主…)」

「空ちゃん…だ、大丈夫?」

「気にするな、一人で萌えてるだけだ」




凪はある意味最強です

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