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明日の空 標的123 なんの音？ ガリガリガッ 『…ん？』 なんか変な音がする 起きて、部屋の外へ行くとあたしだけじゃなくツナ、リボーン、武もいた 「ツナも空も聞こえたか？」 『「うん』」 「どーやらあれみたいだな」 リボーンが見ていた方向には瓜を持っている雲雀がいた 「ああっ!!てっきり匣に戻ってっかと!!何してやがったんだ…瓜!!」 「(変な名前つけてるー!!)」 瓜が獄寺のところに行ったと思えば獄寺を引っ掻いた あたしはため息をついて 『瓜、おいで』 と言えばにょおん、と言ってあたしのところへ来た 「なっ!!瓜!!」 「空にはなついてるのな」 スリスリと顔をこすってくる ヤバい可愛すぎる というかひばさんの和服姿… 萌える!! 「あ、ヒバリさん!!明日…一緒にがんばりましょうね」 「いやだ」 雲雀は即答した 「僕は死んでも君達と群れたり一緒に戦ったりするつもりはない、つよいからね…おやすみ」 『おやすみなさい』 みんなそれぞれひばさんに挨拶をした 『…』 「空ちゃん？」 『あ、おやすみ』 あたしは獄寺に瓜を返して部屋に戻る前にひばさんの後を追った ＋＋＋＋＋ 「何してるの？」 『あ…ひ、ひばさん…』 ひばさんは小さくため息をついた 「君のしようとしてることはだいたい分かるよ」 『ギクッ』 「口に出して言わないでよ」 『あはは…』 苦笑いをする するとひばさんはスッと近づいてきて ちゅっと空の額にキスをした 『なぁ…!?』 「君は何もしなくていい、早く戻って寝なよ、おやすみ」 空は固まっていた 「妬けるのな」 『…わっ』 ぐいっと武に腕を引っ張られ後ろから抱きしめられる形になった 「なにキスさせてんだよ…」 『ご、ごめん…』 ギュッと山本の腕の力が入り、少しの沈黙 「なぁ…一緒に寝ねぇ？」 寝る!? えっとそれは 寝る＝普通に寝る それとも 寝る＝R指定ですか!? いやいやいや、後方はありえないな だって管理人チキンだもん!! 「今日くらい…ダメか？」 あたしは静かに頷いた ＋＋＋＋＋ うーん 寝れません なんでかって？ 山本さんがあたしを抱きまくらみたいにして寝るからですよ!! 空ちゃんの心臓ハンパなく速く動いてます 恥ずかしくて、照れ臭くて武の胸に顔を埋める 「ははは、なんかドキドキするのな」 『う…うん…』 全然そんな感じしませんよ!! 山本さん!! 「明日…いや、今日かー…」 『うん…』 武の服をキュッと握った 『無茶だけは…しないでね』 「うん」 武はそう言ってあたしの頭を撫でた その感触が心地好くて武に頭撫でられるのがすごく好き しばらくすると頭を撫でている手が止まった 武を見上げると 「ｽｩｰ…」 気持ちよさそうに寝ている 『ほんとに…無茶しないでよ…』 空は山本の頬に軽くキスをした したあとでかなり恥ずかしくなって慌てて寝た いよいよ、だ ←前*#次→ [戻る]  |