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突然の雨とバスタオル





濯物を干して数時間後…。
突然の雨がベランダを濡らす
あたしは急いで洗濯物を取り
込んで、乾燥機にかける…。
外は厚い雲で覆われて一気に
辺りは暗くなる。



ピーンポーン

洗濯物を全て乾燥機にかけた
と同時に家のチャイムが鳴る







「…はーい」

「名前ー」

「雄輔?どうしたの?」

「雨〜」

「それわわかってる(笑)」






玄関を開けると、そこには、
幼馴染みの雄輔がびしょ濡れ
でたっていた。





「とりあえず入って」

「わり〜」







お風呂場からバスタオルを出
して雄輔に渡して、雄輔の濡
れたTシャツをハンガーにか
ける。




「これって梅雨!?」

「そうじゃないの〜。じめじめして気持ち悪い〜」

「暑ぃし、雨降るし最悪」

「てか雄輔なんで来たの?」






上半身は裸でなにげに鍛え
てる体を横目に雄輔に質問
雄輔はバスタオルで髪の毛
をガシガシと拭きながら、
あたしの質問に答える。








「仕事終わって家帰ろうとしたらさ〜急に降ってくんだもん。で走って帰ってたら、あっ名前ん家があった!!みたいな」

「あたしん家あてにしないでよ。もしあたしが居なかったらどおしてたの?」

「即効電話したね」

「はあ〜…真っ直ぐ家帰れ」









あたしと雄輔は、幼馴染みの
関係で、それ以上の関係は二
人とも求めてもないし、望ん
でもいない。ただ仲のいい、
なんでも言い合える幼馴染み
…って言いたいけど、あたし
は最近雄輔を男として意識す
るようになってて、雄輔が目
の前に現れると、急に胸が締
め付けられるように痛くなる
こうしてる今もぎゅうって…








「それにしてもちかれた〜…今日泊まってっていい?」

「…はあ!?馬鹿じゃないのやだよ」

「だって俺今思い出したんだけど家の鍵マネージャーに渡したまんまだもん」

「じゃ〜電話すりゃいいじゃん」

「嫌だ」






雄輔は子供のように駄々を
こねて、勝手にあたしのベ
ットに寝っ転んだ…。





「あ〜!!勝手に寝ないで〜」

「い〜じゃんよお〜」

「だめ〜!!…きゃっ」







雄輔をベットから下ろそうと
すると、あたしが雄輔の上に
馬乗りになってしまった…。




「……ごめんっ…っ?」


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