脇道寄り道回り道
Twitter再録(前編/タイフー風味)
01.

あはははは、
どうしたのかなー、
かっわいい顔して逃げちゃうなんてさー、
傷ついちゃうなー。
コラコラ待ちなさい、お仕置きしちゃうぞー?
あそこやあそこにぶっといの突っ込んじゃうよー、

「っ!…ゆ、め?………嘘だろ…」
「どうした二葉、真っ青で真っ赤でキメェ顔色してんな」



02.

…あーあ、もう終わり?情けないなー。
もうちょい頑張ろうよ。
こんなんじゃ俺、全然足りないよー?
いいの?もっと体力あって可愛い子と浮気しちゃうよ?だって物足りないんだもん、仕方ないよねー。何?嫌なんだ?
あはは。
じゃあさ、どうするの…? 

「二葉、マジで大丈夫か」


03.

ふふ、必死だねー。
そんなに嫌われたくないんだ。
お前さんはほんとに健気だね、可愛くて堪らないよ。
仕方ない、ご褒美あげよっかな。
はい、可愛いお口はこっち、そっちは…まだ我慢出来るよね?そう俺の為に。

ふふ、いい子だね。


「二葉ぁあ!死ぬなマジかどうしたんだテメェ!」
「面映ゆい」




03.5.

「あ!二葉先生っ」
「体調不良って聞いてたけど元気そうだなー。鬼気迫る取り締まり…こわっ」
「あらん?こっち見た。あはん、タイヨーに気付いたにょ!」
「寧ろ気付かれたくな…は?」
「むにょ。二葉先生、受臭いお顔で何処に行くのかしら…」
「何だい、あの反応…」
「さァ…ちっとも判りませんにょ」



04.

こーら、誰が吐き出せって言った?
ちゃんと飲み込まないとお仕置きだって判ってるだろ?
…あ、そっか。
淫乱なお前さんはわざとお仕置きされたくて言うこと聞かないんだね。
…ても駄目だよ、そんな顔でおねだりしても、

「どんな顔ですか俺ぇえええええ!!!」
「閣下?!お気を確かに!」




04.5.

「あ」
「…」
「えっと、何かお久しぶりです?」
「…」
「えーえっと…体調悪かったって聞きましたけど、大丈夫ですか?」
「…」
「…聞こえてます?うざ絡みの次はシカト?何様ですか、白百合様ですか知ってました」
「…やっぱ思い違いに決まってる。ふぅ、この私が人生に迷うとは」
「一生迷ってろ」


04.5.2

「叶先輩」
「な、んですか、山田太陽君」
「もしかしてアンタ…」
「っ」
「やっぱり!変だと思ってたんだよ…!俺が気づかないと思ってたんですか?!」
「す、すみません、ですがあれは不可抗力でしょう!夢ですら貴方から愛されてはいけないんですか?!」
「…はい?朝ごパン食べ忘れたんじゃなくて?」



05.

「二葉が部屋から出て来ねぇ。帝王院、何とかしろ」
「ほう、寝付きが悪いから暫く仕事がしたいと申しておったが、気紛れな仔猫だ。引き籠りなど思春期には当然と謡われしあまねく知れた摂理だろう、放っておけ」
「然しトチ狂って山田に求愛したとか何とか」
「いかん放っておけぬ、急げ高坂、速やかに宴の支度を」



05.5.

「ねえ、ボスが血塗れで倒れてんだけどー」
「放っとけ、いつもの事だ」
「神さまがパーティー…お祭りだっけ?に、サブボス連れてこいってサブボスに言えてー」
「あ?紛らわしいなコラァ、俺と山田のどっちだ」
「オージが何かしてるみたいだよお、結婚式ー」
「け」
「…ん?披露宴だっけ?あは、忘れた」



05.5.2

「あれ?イチ先輩?今にも死にそうな顔で何処に行くんですか…って、良く見たら制服じゃない、だと?」
「…えー本日はおひ、おぅひ!…お茶がら…お日柄も良く…ぶつぶつ…」
「白の燕尾服…だと…?」
「ワタァクシ嵯峨崎ユイーチは…ぶつぶつ…すっこやかなるトォキも…ぶつぶつ」
「やだ、面白過ぎる」



06.

「御免、只今馳せ参じ候…コホン。おい、わざわざ来てやったぞ」
「ファースト、その出で立ちは私を悦ばせる為のものかもえ」
「萎えろ。…で、アイツは何処だ」
「仔猫ならば天岩戸だが、何故そなた、」
「おい迎えに来てやったぞ!とっとと俺を嫁にしやがれコラァ」
「もえ。む、遅かったな高坂」
「…」



07.

「えっと、白百合が引き籠ってイチ先輩が激しく勘違いした挙げ句白百合にプロポーズして何でか光王子閣下が滑り転けて記憶喪失になって、イチ先輩が責任取って光王子閣下を娶る事になっちゃったって?
 何がどうなったらそんな面白い事態に…」
「うっうっ!萌えすぎてティッシュも血液も足らないにょ!」
「やー、にしてもイチ先輩もバカだねー。白百合にプロポーズとか…ウケる」
「はァん。イチ先輩と二葉先生…どっちが上でも美味じゅるり。涎が次から次にオートマ限定!限定解除不可!いやん、萌えたぎるにょ」
「何言ってんの、あの人は俺にベタ惚れなんだよ?は…他の男が見える訳ないだろ」
「ぷにょ」
「はは。あー、でも何か最近かっわいい顔さー、無防備に晒してたし、あんな馬鹿犬に勘違いからとしても求愛されるなんて、ネタにしたってちょっと寒いかなー」
「ひ、ひろ、太陽…しゃま?」
「…さ、次はどんなお仕置きにしよっか」
「…」
「まずは二度と俺以外に隙を見せない様に…あはは」
「ご主人公様…」


08.

「叶せーんぱーい」
「…」
「聞こえてますかー?寝てるんですかー?風紀のみんなが困ってますよー、いつまで閉じ籠ってるんですかー」
「…」
「何があったか知りませんけど…俺に出来る事なら何でもしますから」
「………何でも?」
「あ…先輩は俺なんかにして貰いたい事なんか、ない、ですよね…はは」



08.5.

「此度の一件、セカンドが哀れに思えてならん」
「カイちゃん…僕、この世の裏をちょっぴり見ちゃったなりん…もうあそこまで行くとホラーオカルト貞子3D…ガタブル」
「俊、迂闊に見た目平凡な男には近付くな。俺は俺以外とお前をカプらせたくない。タイシュンなど考えるだに…」
「あら、カイちゃん鼻血さんが…」



Ex.

「翌日ふわふわ浮き足立った風紀委員長様は…ふわふわ妖精さんの様に浮いたまま五割増しの微笑み0円で…いつもの8割増しキビキビ勤務なされておりましたにょ…」

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あきゅろす。
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