帝王院高等学校
下剋上は野性がたぎる-illust/カラス 様-
フタイヨー


「え?あのド鬼畜陰険野郎が襲われた?」
「二葉先生に何処の肉の骨がそんなご無体を!ハァハァ」
「犯人は既に高坂の手で病院へ向かった。取り調べは退院後、…ヒロアーキはどうした」
「走ってっちゃったにょ。カイちゃん、犯人さんはお風邪引いちゃったなりん?」
「いや、セカンドの手で内臓破裂及び複雑骨折を加えられ、生死の境だ」



「ふーちゃーーーん!俺の可愛い二葉ちゃーーーん!!!はぁはぁ」
「おや、どうされましたかハニー。そんな大きな声で衆人監視に独占宣言だなんて、お小遣いが足りないんですね?」←
「おま、おま、」
「新しいゲームですか?仕方ありませんね、ほっぺにチューして下さいましたら幾らでも買ってあげ、」
「はぁ、襲われたって本当か?!はぁはぁ」
「おや、どうしてそれを。まずは落ち着いて下さい、走って来たんですね」
「大丈夫か?!怪我はっ、こ、腰は大丈夫かい?」
「太陽君」
「ど、何処を触られたんだ?!何処まで許しちゃったんだい?!はぁはぁ」
「嬉しそうですね」
「あ、相手は筋肉モリモリで野獣だったんだな?!そ、そんで嫌がるお前さんを無理矢理…!はぁはぁ」
「…」
「言葉で攻めたり耳齧ったり縛ったり…!嫌がるお前さんを無理矢理…!はぁはぁ、ハァハァ」



「カイちゃん、タイヨーってば原始時代のBLゲームで1週間徹夜してたにょ。お目めが血走ってたなりん、ガタブル」
「面映ゆい」
「野獣敵長老エンディング、大変萌えました」



「ふーちゃん、そんな嫌そうな顔しちゃって…」
「…」
「はぁはぁ、駄目だ、俺の中の野性がたぎる!ちょっとだけ、ちょっとだけ突っ込んでもいいかい?!痛くしないから!優しくするから!」
「ああ、すみませんそこの見知らぬ人。


  八つ当たりで殴らせて貰えますか?」
「ひぃ、白百合?!」

←いやん(*)(#)ばかん→
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