帝王院高等学校
弐章-狂い赦しを願う輪舞曲-[32話]

闘に臨む兵は皆、陣列の前に在り
天の川に桜と星と黒縁眼鏡
ワンコと眼鏡とお菓子のお城
開き直れば赤も青も白になるにょ
俺様Lv100と神様Lv∞と僕オタクLv1
脇役だからっていつも控えめとは限らない
その時、眼鏡はただ静かに傍観した。
オタク愛好会だなんて眼鏡が割れます
空に最も近い所でお昼寝しましょ
美形は何の前触れもなく低気圧に入る
平凡言った奴が美形だったら凹みます
執事と十回言って下さいハァハァします
旦那様と俺様と甘い一粒
お日様VSお日様、雑草日和
眠れる城の美女と新米ママ
忠犬は己の意志で飼い主を裏切る。
苛立ち王子様と侵略者
求めし王の片鱗は、闇に帰依る
狼は安堵の中で悪戯を思い付く
過去は振り返らない主義にょ
ファーストキスはアメリカンビター
不死鳥は桜吹雪と共にその名を呼ぶ
それはまるで白昼夢に似ている
こっちもあっちも大忙しにょ。
思春期は発情期のお友達かしら
さァ、楽しい始業式の始まりだ。
狼だらけのフェスティバル
陛下と陛下がホストで陛下が俺様なり。
恥知らずと恥ずかしがり屋
陛下は余興を前に佇み、猊下は黙する
生徒宣誓と宣戦布告は字が似てる
狂い赦しを願う輪舞曲

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