無色ノ噺
2*
そのまま、白濁をすぼまった蕾に塗り付け、ふにふにと触る。
「そな、とこ…」
「ココで、俺を受け止めるんですよ。その準備です。」
負担はかけたくありませんからね。
そして、中指をナカにゆっくり入れた。
「ん…気持ち悪い。」
「痛くないですか?」
「それは平気。」
指に馴れた頃、ナカで動かして狭いソコを拡げていく。
前のソレにも触れ、快楽で緩んでいくソコに指を増やしていった。
「ふぁ…あ、んん!?」
「あぁ、コレ…」
「いやぁっ!なんか、あぁっ!」
ナカのコリコリした部分に触れた時、壱魅様が激しく反応し、前のソレが張り詰めた。
「いや、いやっ!ソコ、おかしぃっ!」
「前立腺ですよ。壱魅様、気持ちイイでしょう?」
「イイッ!イイからぁ…」
―――もう、いれて。
俺はニコリと笑うと、指を抜き、壱魅様の足を抱えて、自分のモノを宛てがった。
「ホント、愛おしいくて…」
―――いやらしい。
ヌプン!
「っあぁ!」
蕩けきっていたソコは、いともたやすく俺を飲み込んだ。
熱く、柔らかく、うねりながら包む感触は、とても気持ち良い。
「動きますよ。」
「ん…。」
腕を首に回させ、俺は腰を動かしはじめた。
「ん、はぁ…あ、気持ちイ…」
「壱魅、様…、壱魅、」
「秋江さん、あ、あ、好き、大好きぃ!あぁっ!」
「俺も…」
限界が近づき、一際大きく腰を引き、モノが抜けるギリギリのところから、前立腺と奥を狙い一気に奥まで入れた。
「あぁぁぁあっ!!」
「くっ!」
二人で白濁を放つ。
強く抱きしめ合い、残滓もなにもかも、壱魅様のナカに注いだ。
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