予言ノ子※サスケ
兄、イタチが死に
真実が解明された。
俺にそんな力があったとはと驚愕し兄の意を継ぐが、マダラをどうにかする力を手に入れなければナルトを操り世相を建て直す事など土台無理な話だ。
復讐
と銘打ちマダラの傍に居る事を望んだのは云う迄も無い…
だが悟られてはいけない。
誰にも…‥
内心にそう秘め、俺は己に組み敷かれた運命を密かに知り、対立する立場に身を潜めた。
期を伺って‥…
ナルトと力を合わせて兄の望んだ平和を取り戻すと刻む。
冷たく欺いた面を装い、あいつの…
ナルトの力になり護る。
必ずしも…な。
煌々と照る
惨劇時と同じ流形を作る月を見上げ、誰にも心赦さずと未来を見据える此の少年こそ、現れし救世主。
一族の業が消えたか否かは確かめる術など無いが、同じ一族の血脈を持ちて暁と云う組織の黒幕マダラの野望を打ち砕く事を先決と過去を懐かしむ暇もなく、情愛を閉ざした。
彼の夢を叶え
彼と共にと夢を見て…
尾獸を収集し
己を狙い討ち
世を我が物にと願う征服図は
残る尾獸を九尾のみとする所まで差し迫っている現状に若干焦りを感じつ拳を堅く握り。
己を精進すべくと
情報収集を徒党を組んだ仲間に任せ、一人山中に隠り修行に励むのだった。
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