@お兄さんと一緒
ゲストはヤマトさん※拍手より
鼬「今日は堂々と居間からだ…。」
鳴「うわぁ!瞬身の術でいきなり現れんなってばよ!って、靴脱げ靴―ッ!!」
鼬「土足厳禁か…、なるほどな…。」
悠長に履物を脱ぐと玄関に向かい、腰を降ろしてキチンと己の靴を揃えるイタチの背後に二階から降りてきたサスケが佇み。
佐「やはり、アンタだったか。」
イタチが背後へ振り返った矢先、ガラリと玄関戸が開く。
ヤマト「やぁ、初めまして!」
鼬「…アナタは確か、カエル似の宇宙人…──ではなかったですね。…失礼」
佐「木ノ葉はもういい…」
ヤマト「今度、カカシ先輩の代任で第七班に隊長として就任する事なったので挨拶がてらに来てしまいました。」
鼬「そうですか…、御足労かけました。何も構えませんが、上がってお茶でも…――」
ヤマト「いやいや、いいんだよ。
まったく、カカシ先輩が忙しいせいで、ボクにとばっちりが…あぁ、でも、嫌な訳じゃないからね!」
鼬「厭で無ければ遠慮は無用…――」
団子もあると懐から甘栗甘の包紙を見せれば、嬉しそうに顔を赤らめ笑顔をむけるヤマト。
そんな相手を居間へと招く、誘い上手なイタチ。
その傍若無人な態度に「アンタが遠慮しろ…」と溜息を吐きつ零すサスケも仕方なくと後追い居間へ。
包みを卓袱台に広げ団子を並べるイタチの指示により茶を淹れるナルトは相変わらず茶葉を大サービス。
「また団子かよ…」とサスケは厭うも、ナルトの淹れた苦渋い茶はイタチやヤマトを撃退するに十分だと悪辣に笑い、湯呑み茶碗を雑に置くナルトを心内で讃えていた。
鼬「では始めよう…」
佐「何をだよ?」
鳴「わかったアレだ!
オレってば絶対ェ当たりだろ!」
ヤマト「…??‥」
鼬「……ああ、あの日あの時だ…」
佐「…あの時、泣いてた……俺の…――」
鼬「…あの惨劇の時、…サスケ、お前はわんわん泣き喚き、床にお漏らし迄もしていたな…」
鳴「ま、マジ!?、サスケってばお漏らししたんか!…アカデミーじゃあんなにカッコマンだったのに、な、なんか、かっちょわりィーのな!!」
ぷっふぅと笑い吹いたナルトをギロリ睨むサスケ…
佐「笑うんじゃねーぞ、…ウスラトンカチ。お前こそ公衆の面前であんなもの漏らしやがって…!」
鳴「何だと!あれはサスケェ!お前のセイじゃんかッ!…あんなもん突っ込むから…」
佐「フン、言いがかりも大概にしやがれ。」
鳴「上等だ、テメーッ!!」
サスケの襟掴んで睨んだ事を切っ掛けに喧嘩する二人。
ヤマト「二人とも元気いいなぁ‥」
微笑ましいとヤマトはニコニコ
鼬「…取っ組合いの喧嘩など日常茶飯事…。放っておけば良い…」
ヤマト「そんな時期なんだね、この年頃は…」
鼬「さて、そろそろ…第二弾と行こう…―」
うちはイタチの
……綺麗なお兄さんは好きですか…?
鼬「今日のゲストは…」
ヤマト「テンゾウ改めヤマトです。」
鼬「挨拶が遅れて済みません。愚弟サスケの実兄であり、またナルト君の義兄でもある
うちはイタチです…。
訳あって今は暁へジョブチェンジしてましてね…。取敢えず胡桃粒入り団子でも如何です…?」
ヤマト「こちらこそ、ナルトには、ヘタレな先輩と犬がいつも世話になってるよ」
礼をいいつつ団子をうけとり、さらりと毒を吐きながら、笑顔をむけるヤマトを別段変わらずな写輪眼で見遣るイタチ。
その間を割って喧嘩両成敗と決着をつけたナルトが腕を伸ばして餡団子を取り口に頬張る。
甘味が苦手なサスケに「みたらしなら食える」と嫌味交えに訴えるも、渋い茶を啜り回避するサスケ。
さも不機嫌と表わす態度でナルトをあしらい。
二人には一切構わないイタチとヤマトは一段落したと進行を辿りつつ団子を食し、秋の和やかな空気に一息つく。
鼬「さて、質問コーナーと行きましょう…」
ヤマト「質問に答えればいいのかい?
分かったよ。」
鼬「ナルトくん、この際だ…、ヤマトさんに何か訊きたい事はないか…?君は実際、世話になる立場だからな…」
鳴「んあ?、えー…そんじゃあ、ヤマト隊長に質問だってばよ!
なんでこんなケロロっぽい目ェしてるんだ?』
鼬「確かに…、あの番組に唯一出演出来るのはアナタだけだ…ヤマトさん。」
ヤマト「んー…ばれちゃったみたいだね…
実はボクも、ケロロと同じ宇宙人なんだよ」
少し悩んだあと、真顔で真剣に答えるヤマトの見開いた黒眼玉にナルトとサスケは青褪め
「地球を侵略しにきたんだ…」
更に恐怖による支配顔で、さらっと真相を吐き捨てるヤマトの言動に固まる二人を余所に変哲なく渋い茶を啜り飲むイタチを傍らに表情変えてヤマトは微笑み
ヤマト「なーんてね…ハハハッ、驚いたかい?」
鳴「…カカシ先生よか怖ェってば…」
佐「…ああ、ある意味、侵略された気分だぜ」
鼬「次は、御葉書
より…、P.N 里の技師さん『イチャパラとイチャタク、テンゾウはどっちがアレだった?
そして今度は何を奢ってくれる?』だそうです…。」
ヤマト「…こんなふざけた質問を送り付けて来たのは一体どこのどいつかな…」
イタチから葉書を奪ったヤマトは暫く字面を見つめた後、笑顔で握り潰すが、その目は全く笑っておらず。
ヤマト「おっと…すまないね、つい取り乱しちゃったみたい」
ハッと気付いたようにいつもの笑顔に戻り頬を軽くかくヤマトの様子を冷静に眺めるイタチ、その対比をサスケとナルトはひたすら黙って見ているしかなかった。
ヤマト「てゆーか、ヤマトでお願いしますっていってるのにねぇ…(苦笑いをしながらくしゃくしゃにしたハガキをみつめ)そうだね、木遁の術で技師さんに千年殺しでもお見舞いしてあげますよ。…食事は…――今度は天麩羅にしようかな。」
鼬「天麩羅…是非ご一緒したいものだ…」
佐「さっきから気になっていたが…その顎サポーター…取ったらどうなるんだ?」
鼬「……――顎サポーターか。流石は眼の付け所がうちはと言った所だな…、サスケ。実はオレも気になっていたんだよ…」
ヤマト「顎サポーターかい?
実はね、これをとったら、カエルになるんだよ(瞳孔を開いたような、表情でズズッと近寄り、答え)なーんてね、答えはナルトに聞いてくれれば分かるよ!(フッと笑うと、いつもの調子に戻り肩をすくめながら言葉を続け)」
鳴「なっ!何でオレなんだってばよ!んなもん、オレが知るワケねーだろがっ!」
ヤマト「じゃあ、ボクはそろそろ失礼するよ!中々、楽しませて貰ったよ、ありがとうイタチ君。また、何かあったら呼んでくれて構わないからね!
次は、カカシ先輩も連れてくるよ。」
しれっとして立ち上がり玄関へ向かうヤマトを誰一人として見送る事なく、居間で過ごす三人はカカシと再び客人としてヤマトが現れる事を心の何処かで期待していた。
ただ、サスケに至っては甘味に渋い茶が似合いだったのだろうか、噴き出す事なくナルトの淹れた茶を皆が飲んでていたのが解せないとして憮然な様子であるも、餡を口周りに付着させ未だモグモグと食べるナルトをちらりと見やるなり、チィと舌打ちティッシュを取り出し世話を焼く。
そんな実弟には構わず三色団子を食したイタチが口を開く。
鼬「今度はコンビプレイが見れるかもな…。」
次は相談コーナーだ
ヤマト隊長で応募してくれた緋犀さん。ロルまで回してくれて有り難う御座いました。
またアナタに会えると鬼鮫も喜び庭駆け回るだろう…(/ヤマトさん、緋犀様、お疲れ様でした。)
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