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超能力部隊

「ところでさー、隣の兄ちゃん姉ちゃんどんな感じの人だよ?」
東野は、薫に質問をした。
「お姉ちゃんの方は結構顔いいよ。卵みたいで。でもさ、よく部屋を燃やすんだよ」
薫はその人の印象を話した。
(部屋を燃やす…?)
東野は、歩きながら思考を巡らす。
次は葵がその人の印象を話した。
「アクションが得意な人やで!蹴りがすごかったなあ」
(蹴りがすごい?)
さらに、首をかしげた。「すごく…変態よ。一日中好きな人のことしか考えてないの。しかも、その人のこと考えただけで鼻血を出すの」
(…!!)
東野は、卵の顔に、足が長く、鼻血を垂らしながら、ライターを出して燃やすよといってるゴツイ外国人のお姉さんが脳裏に浮かんだ。
その頃、亜希子は部屋で大きなくしゃみをした。
「風邪かな…?」
「そうなんじゃない?」亜希子の独り言に、大輔は笑うと思いっきり蹴りが大輔に入った。
「それじゃ…男の人の方は?」
とちさとが聞く。
「うーんと。忘れちゃった」
薫が言う。
「存在が薄い人やわ」
葵が、さらに追加する。「幽霊みたいにいたら怖い人よ。でも、卓球の時には教えてもらったわ」紫穂がそういうと、ちさとの頭の中には、三角巾をした幽霊が卓球をしているイメージしか浮かんでないようだ。


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