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超能力部隊

そして、東京のチルドレン達が住んでるマンションでは朝の友達の迎えが来ていた。
「薫ちゃん…学校へ行こう…」
おとなしそうな少女、花井ちさとは玄関のチャイムを鳴らした。
「はーい」
三人の声が勢いよく響く。
皆本は、給食セットをランドセルの中に入れたか確認するとチルドレン達を送り出した。
「ちさとちゃん!おはよう」
紫穂は挨拶をする。
「あ…あのさ、隣に誰か引っ越してきた人がいるの?」
ちさとは、チルドレン達に質問をする。
「そうそう、バ…」
薫が言おうとすると、葵が給食セットスリングを顔にぶつけて黙らせた。「えっと…ルームシェアの人やで!」
葵のとっさのフォローにより、バベルのOBということは隠された!
「暮らしてるのは、女の人と男の人ね…。
不思議な人たちよ…」
紫穂はそういう。
すると、道の向こうから来たのは、元気そうな少年東野将だ。
「おっす!薫。ずいぶんと来なかったな?」
東野は、薫に挨拶をした。
「いやあ…、歓迎パーティで来れなかったんだよ」
すると、ちさとは怪訝な表情をした。
(え…歓迎パーティ?そのお姉さん達を?なんで?お隣さんは関係無い人たちじゃない?)
と考えていると、紫穂はその思考を読み取ったのか
「そうそう、外国の人のね」
「なーんだ」
ちさとはそこで思考を停止させた。
「?」
東野はそのやりとりを見て、頭に疑問符をつけた。


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