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「さあ…早く見せるのよ…どんだけの猟奇殺人か楽しみだわ…」
紫穂には、完全に黒いものが降臨していた。
ドアに触れると、まず飛び込んできたのは、谷崎主任。完全に気絶しているっぽい。続いて、賢木と小鹿主任が話をしているみたい。なんだか、死体を見るとハンバーガーが食べれなくなるとの会話だったわ。
そして、桐壺局長は泣いているわね。柏木さんはメモしているわ…。そして、皆本さんは真剣に悩んでいるわ。亜希子さんと大輔さんの話は聞こえたわ。えっと、あんたのベレー帽アブラムシみたいねって、議題と明らかに関係ないわよ！
そして、プロジェクターに映っているのは…。
「どうした？紫穂？」
「私…見てはいけないものを見てしまったみたい…」
紫穂は、ふっとつぶやいた。
「こらっ、君達何をしてるんだ！」
皆本が、トイレ休憩のために会議室からたまたま出てきていたのだった。「ねえ…あの死体は何？しかも、超度の高いエスパーばかり」
紫穂が皆本に問い詰めた。
「あれは…、君達に話すべきではないんだ」
皆本はそういった。