超能力部隊 8 葵のテレポートで、現場に向かうと火事が酷くなっていた。 「パパが、パパが死んじゃったー」 子供が叫び声をあげている。 「あたしのサイコキネシスで、破壊できればいいんだ!」薫がそういうと、念動力で、炎を押し出す。 「気をつけろ!周りには民家が密集しているからな」 「あたしのテレポートで火を移動したらいいねん!」 葵は、小さな火を周りの水溜りに移動させていた。 「この先に小学校があるわ。その、プールに移動できる能力の人がいればいいんだけど」 紫穂はそういって、看板に手を触れて西の方角を見た。 「あかん!キリがないわあ」 葵はぱっぱっと、火を移動させていた。 「誰か炎を扱える人がいればいいんだけど」 紫穂が悩んでいた。 [*前へ][次へ#] |