[携帯モード] [URL送信]

超能力部隊

「へー。砲雷長なんですか!」と皆本が頷いていた。
「父親…、亜希子の祖父が戦時中は海軍特務超能部隊だったもので…」「海軍にもあったんですか!?」桐壺は、不二子から聞いていなかったのか驚いていた。
「でも管理官はそんなこと一言も言ってなかった気がするんだが」
「当時はライバルどころか、犬猿だったと父は言ってました」
夕霧三佐はバベルの応接室でお茶を飲みながらそういった。
「ってことは、兵部とも同期…?」
「あっ、京介さんのことですか?蕾見邸で奉公していた時には、喧嘩友達だったと話してましたよ」
パンドラでは兵部がくしゃみをしていた。
「風邪でも引きましたか?少佐」
真木が心配そうな顔で見ていた。
「いや、誰か僕の噂をしていたようだ」
「そうですか」
「でも、ボス。昔コンビ組んでいた奴があたしの上に立つなんていやですよぉ」
「黒巻。そういうな。女教皇(ハイプリエステス)によって一気にこちらに有利になる」
「えーでもあいつひどい方向音痴で、任務がパーになったこともある位ですよー」
黒髪のニットキャップを被った女、黒巻節子は兵部に文句をいった。


[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
無料HPエムペ!