超能力部隊 4 服を亜希子が着替えて、ドアを開けるといきなり皆本が立っていた。 「君もあの夢を見たのか…?」 「テレパスがそちらにはいたんですよね」 亜希子は、はあとため息をついた。 「いいよ、話すから。実は…」 亜希子が言いかけたその時、亜希子の携帯が鳴り響いた。 そして、チルドレン達はというと…? 「あー、何あの夢!?アダルトー!」 両手のひらを頬に押し当ててにんまりしてるのは薫。 「あの夢、なんか嫌な感じがしたわー。あれは絶対何かあったで!」と葵が合いの手をいれる。 「あんなの、日常茶飯事よ。恋愛の泥沼なんて。犯罪じゃよくあることなのよ」と比較的冷静な紫穂。 と賑やかに騒いでいる間、隣の部屋では亜希子が携帯に出ていた。 『あっ、親父?仕事から帰って来てたんだ』 亜希子は、うんうんと頷いていた。 『亜希子、今バベルの辺りにいるんだけれども、場所が良く分からないんだ。今東京タワーが見えてるけれどもそのまま向かっていいか?』 『あーー!駄目駄目。皆本さんと桐壺所長に迎えに行って貰うよ』 亜希子は慌てる。 [*前へ][次へ#] |