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「亜希子姉ちゃん、ホントにババ抜き弱いなー！！」
「煩い！」
亜希子は真剣にカードを選んでいた。
「七並べだけなら得意なんだから」
「七並べだけって…、カード並べるだけやん」
と葵は突っ込んだ。
「後は、ソリティアとか…」
「ソリティアなんて、パソコンですればいいことじゃない」
紫穂は、サイコメトリーで感情を読み取りながら、ババを葵に回した。

「で、手伝いはどうなったんだい？」
と大輔はババが葵から回ったのか一つだけ、カードの中からちょこっと飛び出させていた。
「あー！！」
チルドレンたちは大声を出した。
すると、どんどんとドアを叩く音がし始めた。
「おい、お前ら何やってるんだ！」
と皆本の声が聞こえた。
「えっーと、すいませんこいつら迷惑掛けてしまって…」
と皆本は頭を下げる。