[携帯モード] [URL送信]

超能力部隊

「なら、縛り付けている紐を解けばいい。そして、否定の言葉を肯定の言葉に代えればいい」
皆本は亜希子の言葉に反論した。
「出来なかったから、コメリカにいったじゃん!」
亜希子はなおも怒鳴り続ける。

「仮にも君は最強の部隊じゃないか!口を開けば、兵部兵部。そんなに好きなら出て行けよ」
「まだいう」
亜希子と皆本の口論は白熱化していく。
「僕は君の事を思っていってるんだ」
「あんたみたいな天才にあたしの苦しみなんか分かるはずないだろ!!」
亜希子は皆本を問い詰めた。
「だったら、僕の孤独なんか分からないよな?」
皆本は、上着を脱いだ。
「僕は君と同じ、12歳で渡米したんだ。そのときの気持ち分かるわけ無いよな?君には友達がいたはずだもんな」
亜希子は顔色が変わった。

「けれども、チルドレンの為になんとかしようと思う気持ちは一緒だろ?」
皆本は亜希子を諌める。
「…、それもそうだね」
亜希子は着席した。


[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!