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超能力部隊

皆本たちが食べている所は、駅の構内の蕎麦屋だ。
「退屈そうにしてないでさ。食べなよ。おいしいよ」
皆本は亜希子にざるそばを差し出す。
「いらない」
「食べないと、戦えないぞ」
「いらない」
「僕が何か悪いことしたかな」
亜希子の頑固な言い方に皆本は問い詰めた。
「やったじゃない!あたしがいい子でいなさいって!
あの言葉すごく嫌いなんだよ!」
亜希子は、大声を出す。

「何だよ!都合が悪くなったらそうやって逃げるのか!君がいるところは世界でもトップクラスの部隊の癖にさ!」
皆本は亜希子を説教する。
「だから、そういうのが苦手だって言ってるじゃない!京介さんしか好きになれないのにどうしてあんたまで好きになろうとしなくちゃならないのよ!」
「誰も好きになれとは言ってないだろ?」
亜希子の言葉に皆本は反論した。

「君だって、本当はどこにでもいけてなんにでもなれるはずだったんだ!それがなんだ?都合が悪くなれば逃げるのか」
皆本は問い詰めた。
「煩い!どうせどこにも行かれないように縛り付けて、なんにでもなれないように否定するんだろ?」


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