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超能力部隊

「私の祖父は海軍から、海自に戻った人です。
ネプチューンもその時に就任されました」
「だから、伊号のことも知っていたんだな…」
皆本は暑さと怒りでぐったりしていたがある場所に行くとキュッと車を止めた。

「ここだ」
と皆本は巨大な病院を見上げた。
「ここで、爆破が起きるの?」
亜希子は、何も起こらなさそうな病院を眺めて驚いていた。
「予知では50パーセントだ。早く急ごう」
皆本と亜希子は車を降りた。

病院に入ると、リノリウムの床のカツカツとした音が響く。
特務エスパーの服装は病院では浮くせいかすれ違うと
見てくる人がいる。
「すごく居づらいんだけど」
「我慢してくれ。ここには、エスパーが入院してる所もあるから」
皆本は亜希子を嗜める。
「はーい」
亜希子は、退屈そうな顔をした。

「んじゃ、ここで待っててくれ」
と皆本は亜希子を待合室に座らせる。

亜希子は、前かがみになりながら考える。
(なんで、ノーマルと一緒なの?ノーマルはあまり好きじゃないのに。不二子おばあちゃんも何考えてるの?)
亜希子はいらいらし始めている。


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