[携帯モード] [URL送信]

超能力部隊

「結局、亜希子は帰って来なかった…」
大輔は、ぐったりしながら濃い目のクマを確認した。
「何、ずっと起きていたんだ」
皆本は、パジャマのまま大輔の様子を見に来た。
「一応、チームメイトだから何かあったら報告しなくっちゃならないんだよな」
大輔は、太陽がまぶしいとぶつぶつとぼやきながら朝の支度をし始める。
「大変だな…。君も」
皆本は、大輔に同情する。
「皆本さんは羨ましいですよ」
「僕なんかちっとも羨ましくないよ」
はあと二人とも大きな溜息をつきながら朝の支度を始めた。
「俺は、高校卒業してからコメリカに行ったので出来が悪いんですよ」
大輔は、ぼそぼそ言う。
「いいんじゃないか?」
皆本は、くすりと笑う。
「君の能力は、時間を操る能力なんていいと思うよ。
どこにでも行けて、何にでもなれるんだからさ」
と皆本はチルドレン達に投げかける言葉を大輔
に言った。
(エスパーは、どんな年齢であれ悩んでいるということか…)
皆本は、今度大輔に研究を協力してもらおうと
思った。
「そうなんですか。ありがとうございます」
大輔は、軽く礼をした。


[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
無料HPエムペ!