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超能力部隊

亜希子の目には能力を使用している間、まるでセロファンを通したような景色に見えた。
《コレさえ終われば楽勝だ》
と頭の中に声が響いてくる。
すると、ぞくっとするような感覚が伝わってきた。
(この感覚は、エスパー?)
そう思っている間もなく目の前にいた男が氷付けにされた。
「まさか、気づいてなかったの?」
その声は捕まっていた女性の声だった。
「始めに捕まっていた女性がまさかエスパーだなんて…」
亜希子は、呆然とした。
「あんたは、炎を使えるみたいだけれども私の能力の前じゃひれ伏すだろうさ!」
その女性の周りの空気が一瞬で凍りつきまるで北極に来たような感覚が襲ってきた。
ダイアモンド・ダストが発生していた。
今の状態では、息をすることでさえ苦しい。
「喉が、からからしてくる。けれども、負けられないんだ」
そういって、亜希子は炎をぶつけた。
「はあー!?あんたなんでも力任せにぶつければいいってもんじゃないでしょうが!」
「えー!」
亜希子の力任せの攻撃に相手は驚いていた。
(でも、相手は油断しているから、今なら勝てる)
亜希子は、ぐぐっと力を倍増させた。


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