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超能力部隊

「いや…大輔を入れて4人目です」
亜希子は、賢木の言葉に付け足した。
「大体、谷崎主任男と女じゃ態度が違いすぎですよ。俺が女じゃないと分かったとたんに掌を返したように冷たくなってさー」
大輔はぶーぶー不満を垂れた。
「つっかー、なんで谷崎主任は男だと思わなかったんだ?」
皆本は大輔に聞いた。
「時間を操る能力が珍しいのもありますが、
ともかく、存在感が無くて、取り違えたらしいです」
大輔は、はああーと長く溜息をついて、
その話をした後、机に突っ伏した。
「そういえば…、君達に新しいリミッターが出来たんだ。見てくれるかな?」
皆本は、大輔と亜希子の目の前に
黄緑の石がついた、イヤーカフスと、ワイン色の石が付いたバングルをプレートに入れて出した。「すごいですね…皆本さん」
亜希子は、バングルを腕に嵌めながら皆本を褒めた。
「耳につける痛みも、軽減されている」
大輔は、カフスをつけながら、驚く。


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