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超能力部隊

「ちぇっー!何だか皆本さんにものすごく怒られたし…」
亜希子はぶつぶつと文句を言いながら、机の上にうず高く積もれている始末書の紙を仕上げていく。
「大丈夫だって!俺も始末書書かなくてはならないしさ…」
賢木は、亜希子を励ますように自分も始末書を書きながら話す。
「大体、お前が悪いんだろ?そんな事俺にいうなよ」
大輔は時たま、卓球の素振りをしながら、亜希子の始末書を手伝う。
「はいはい…どうせあんたはいい子ですよー」
亜希子は、半分ぐらい仕上がった始末書を眺めた。
「後、半分か…」
亜希子がペンの動きをストップさせると皆本が帰って来た。
「亜希子一曹、仕上がった?」
と、皆本が聞こうとしたら、隣の部屋ではなぜか亜希子のいびきが聞こえた。
「君は、何で寝てるんだぁあー」
「そんな、大声出さなくても…チルドレン達は学校だし」
だから、眠りたいと皆本に亜希子は言う。
「元は、君が高速道路を破壊したからだろ?
だとしたら、自業自得じゃないか?」
皆本は、亜希子に説教をする。
「それじゃあ、あいつはいいの?」
亜希子が指差した先には、卓球の素振りの練習をしている松風がいた。


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あきゅろす。
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