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「んご……ッ!」
無理矢理に咥えさせられたものは、赤黒く、グロテスクに彼の口内を抉る。にじみ出た先走りの液が刹那の唾液に絡み、ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てた。
男は刹那を苦しめるようにその性器を激しく抜き差しする。
「……っふ、ん!!…ぐ…!!」
「歯ァ立てんじゃねえぞ!」
男のものがぶるりと震えながら大きくなり、更に刹那の口を圧迫した。
「ぅ…ぐぁ……ふ…!」
男が刹那の頭を揺さぶり、喉の奥を突くと、彼は顔を歪め苦しそうにえづいた。
「…っ出すぞ!しっかり飲めよパイロットの兄ちゃん!!」
一段と強く突き入れた男は、青年の口腔に欲望を注ぎ込み、彼の口から引き抜いた。
男に口と鼻を塞がれ、強制的に嚥下させられた白濁が、気管にも入り込み、刹那の身体は反射的にそれを排出しようと激しく咳込んだ。
「が…ゲホッ…!ゲホ…ッぐ…がは……っ!!…っ…え………」
飲みきれなかった大量の精液がぼたぼたと口端から零れ、鼻につく青臭いにおいが辺りに広がった。
「あーあーこんなに吐き出しやがって、飲めって言っただろう」
男は床に零れた白濁を指で掬うと息を整えていた刹那の口に突っ込んで乱暴に掻き回した。
「あ゛、うッ…んぐ……げっ」
男のブヨブヨとした指が、無遠慮に喉奥に白濁をなすり付け、口腔を犯してゆく。暫くくちゅくちゅと指を動かしていた男が、満足げに指を引き抜いたころには、刹那は目の端に生理的な涙を浮かべていた。
「…っは……ッ、は…」
「おい泣いちゃったじゃねえか」
「すまんすまん!」
「ま、その顔の方がカワイイぜ?パイロットの兄ちゃん」
男の言葉に仲間たちはゲラゲラと笑った。
刹那はペッと精液を吐き出すと、低い声で唸った。
「…アロウズも墜ちたものだ。アンタたちのような低脳が平気でのさばっているとは。」
自らを侮辱する言葉に激高した一人が、刹那の腹部を強く踏み付けた。
「…ぐはッ!!」
刹那は体をくの字に曲げ、衝撃を逃そうと呻いた。
「ふざけんじゃねえぞ!!捕虜の分際で!俺達は選ばれたエリートなんだよ、黙れガキが!」
「……っ…やはり無能が多い…ようだな」
更に挑発する刹那に、リーダー格の男がほほう、と感嘆の声をあげた。
「なかなか頭が回るようだな、ガンダムパイロット。こいつを挑発して拷問内容を暴力にすり替えようとしただろう。」
挑発に乗せられた男は、ギロリと刹那を睨んだ。
「く……」
刹那は企みを見破られ、悔しそうに奥歯を噛み締めた。殴られ蹴られる痛みには慣れている。だが、目の前の男達が自分に要求するだろうことは、その痛みとは違うものだと刹那は感じていた。だからこそ避けたかったのだ。
「言うことを聞かない奴は従わせるまでだ!!おい、あれを出せ。」
「了ー解っ」
男の一人が袋から何やら怪しげな透明の液体が入ったアンプルを取り出し、注射器に吸い出すと、ニヤリと笑った。
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