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01




「ミスティ、アンタって不老不死なの?」





07:不死の少女





ゴッ


「いっ……たいなぁ!!いきなり殴るこたないでしょ、ラビ!!」

「カマかけるって言ったのは誰さ!!おもいっきり面と向かって尋ねてんじゃねぇかよ!!これのどこがカマだ、ああ!?」

「はい、その通りです」

「ほらみろ、正直に答える筈が……ってΣええぇぇえぇえッッ!!?

作戦会議の後、四階のミスティの部屋を訪ねると、彼女は書き物をしていたらしく机に向かっていた。
ズカズカと室内に足を進めるクライサに嫌な顔一つせず、もちろんたしなめる事もせず、ただ彼らを見つめる。

そしてクライサが口にした問いは、到底『カマをかける』という先の言葉に沿っているとは思えなくて。
空色の頭に、ラビの拳骨が落下した、というわけだ。

「今、なんて…」

「ですから、私は不老不死だと言っているのです」

数時間前、クライサ達を屋敷に迎えた時と同じ微笑みで、ミスティは言ってのけた。
予測もしない事態に、ラビ達は返す言葉が見つからない。
彼女の言葉の意味を理解するだけで精一杯だ。

「あなた方が私の事を調べようとしていた事は、存じております。だからこそ、私はあなた方をこの屋敷に招いたのです」

席を立ち、部屋の奥へと足を進めると、そこには扉があった。
どうやら隣の応接室と繋がっているらしく、そこを開くと、彼女は移動するようクライサ達を促す。
中のソファーに腰を下ろし、向かいにミスティが座ると、漸く会話が再開された。

「お聞かせ願えますか。何故、私の事を調べてらしたのか」






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