Novel
6/19【曽芭】
転生ネタ、死ネタ注意
静かなはずの部屋に響くのは、しとしとと降る雨の音と、小さくしゃくりあげる音。
雨音の原因は、今が梅雨の時期だから。
そして泣き声は、今朝方届いた知らせによる。
『―――――・・・曽良が、昨日、・・・亡くなりました』
交通事故だったらしい。
即死だったということで、せめて苦しまずに逝ってくれたことに少しばかりの安心を覚える。
やがて、雨が強まるのとともに、しゃくり上げる音もすすり泣きに変わった。
「・・・らく、ん・・・・・・そらくぅん・・・」
しぼりだすような声は、すでに掠れていた。
「曽良くん・・・ひ、っく・・・今回も、駄目なの?こんな・・・っこんなの、ひどいよッ・・・」
曽良にもらったクマのストラップを胸に抱き、芭蕉は一人泣き崩れた。
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曽良くんの命日の翌日に書いてみましたー
うpするのが遅くなっちゃったけどw
芭蕉さんの独り語りで、しかもどこまでも欝です。
書きながら暗いなーとは思いました((
ここでは始めての曽芭なので、楽しんで見ていただけたらいいなと思います。
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