サスケと故郷の町を出てから一週間が過ぎた。 二人して慣れなかった仕事もやっと何とか慣れて来た感じ。 オレも丼やコップを随分と割んなくなった。 毎日サスケと一緒の布団で眠り、朝早いサスケにお弁当を持たせて、昼前にはラーメン屋へ。 二人して一日あった休みの日には 朝から晩まで 抱き合ってゴロゴロしてた。 いっぱいチューしてぎゅっとして。 ちょっとエッチなコトはしたけど、それ以上はしてない。 チューばっかしてた。 知らないコトすんの、怖くてさ。 でも、いつかは…… 何て風に思ってたり。 そんなオレって 何か変態クセーかも。 まァ、休みの日のコトはこんぐれェにして… そうそう、 ラーメン屋のオッチャンが言うにはオレがココを手伝うようになってから客足が増えたんだと。 きっと、この髪色や瞳の色が珍しいんだろーな。 オバチャン達によく髪触られっし 「異人さんかい?」って訊かれるしな。 本当の父ちゃんと母ちゃんのコトはよく知らない。写真で見たコトあっけど父ちゃんとオレは同じ髪と瞳の色をしてた。 オレを引き取ってくれた育ててくれたオバチャンもオジチャン…いや、父ちゃんと母ちゃんも何も教えちゃくんねーから、それしか知らない。 だから 笑って誤魔化してんだ、「英語しゃべれねーけどな!」って。 今日もサスケ、疲れて帰ってくんだろな。 夕飯は出っから夜食程度なモンを、テーブルに置いとく。 オレはあんま腹減んねーからサスケの分だけ。 薬… もうないから明日からは飯食わなくても大丈夫そうだな。 ………もう少ししたら、終わる。 だから、ジエータイを辞めてサスケと居たくてあの町をでた。 本当は肌身離れずサスケと一緒にいたい。 でも、そんなコトは言えない。 みんながしてるようなフツーの生活をしたいから。 〇月〇日 ナルト |