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教えて!父ちゃん!

(こういうコトは手慣れてるってーか、大人でスペシャリストなヤツに訊くのが一番だよな。)

うんうん…と頷けば、一目散。目指した先へと無遠慮に乗り込む。


鳴「こんばんはァーだってばよ!!」


ミナト「ナル君じゃないか!突然、どうしたんだい?」

鳴「あれ?カカシ先生はァ?」

ミナト「カカシはまだ任務中だよ。(寂)」

鳴「…そっか。じゃあ父ちゃんでいいや。ちょうど父ちゃんってば攻めだし!」

ミナト「え?何?どういう事?とにかく玄関先じゃなんだから、上がって。」

鳴「おっ邪魔しま〜す!」

ミナト「紅茶でも飲む?」

鳴「別に気ィ使わなくていいって。それよか、折り入って相談があるんだ…(神妙な顔付きで正座)」

ミナト「どうしたんだい?改まって…(喧嘩でもしたのかと心配オロオロ)」

鳴「…あのさ、実はさ、オレってばまだ蒸危暴威…じゃねェ、チェリーボーイでさ。つまりィ、エッチで攻めってしたコトねーんだ。だからさ、だから、父ちゃんを男と見込んでお願い!(土下座)……そのォ、…攻める時のコツっつーか、ロマンチックあげるよみてーな感じってーの?そういうの、どうするんか、教えてくれってばよ!!(真剣)」

ミナト「ダメダメ!!不倫や浮気はダメだよ、ナル君!父さん、許さないからね!!」

鳴「プリン?浮気?…相手はサスケなんだけど…」

ミナト氏「ああ、なんだサスケ君か。(ホッ)」

鳴「当ったり前ェじゃん。他に誰がいるんだってばよ?」

ミナト「ごめん、ごめん。あのサスケ君はどうみても完攻めだから違うなって思ってね。だから勘違いしちゃったんだよ。(ハハッと笑い)」

鳴「確かにアイツは完攻めだかんな。…でも、オレにはアイツしかいねー‥だからこそ、無理を承知で頑張んねーとなんだ!!(攻め喰い希望、玉砕必死)」

ミナト「(その真剣な瞳にほだされ)うーん、えっと…そうだなぁ。なんだろう、オレが大事にしてるのはギャップかなぁ…。それと、攻めてる時は絶対迷わないこと?あと、ひたすら大事にしてあげること…。攻め始めたら「オレしか愛せなくさせてやりたい」って思ってるよ。色々言ってあげると反応も返ってきてこっちも楽しくて余計気持ち良くさせてあげたいって思うし、向こうも火が付くかな…なんて、息子に何を語ってるんだろうねオレは(苦笑)」

鳴「ギャップ…ってのは服屋だな?つまり、迷わないで服を脱がすってコトか。それと、服は大事に大切に…っと。(キチンと畳もうとメモしてアンダーライン)アイス食わせてヤりたいとか思いながらエロエロ言って、ヨケーに日持ち良くさせてあげなきゃ‥だから火ィつける。(メモメモと書き連ね)ヨッシャア!火遁は習得してねーけど頑張ってみっか。虎の印!(チャクラ宙返りと同等な印結び)」

ミナト「…ナル君。その火じゃないよ。それに結び印も違う。(冷静に淡々とアドバイス)」

鳴「へ?‥なんだ違ェんか…。サスケのフィギュアを参照にしてみたんだけど…(ショボン)」

ミナト「それと、服じゃなくて、相手を大事に大切に…だよ。ムードもね。」

鳴「わかった。ジュテームな感じのムードだな!星とか眺めて、「サスケ、お前の写輪眼は冬の夜空に輝くオリオン座にある、あの赤い星みてーだな?…オレの獅子座流星群でもっと赤く、お前を溶かしてみてェ…。だから、…な?」とか言って肩叩いてやらァ!!」

ミナト「それはちょっと…(苦笑)でも楽しいエッチもいいかもね。ナル君の忍道を進めばいいと思う。きっと気持ちは伝わる筈だから。」

鳴「サンキュー、父ちゃん!オレはオレのチン道貫いて頑張っからよ。だから父ちゃんもたまには頑張れ!!(グットラックモードと指立て玄関先へ)」

ミナト「あ、うん。とにかく頑張って。」

鳴「オウ!任せとけって!!(ドンと胸叩き)オレってばカッコ良くアイツとララバイ決めてヤっからさ!」

ミナト「カッコ良く…か。ま、引っくり返されちゃうだろうけど。あのサスケ君が相手じゃあ‥ね。」

鳴「何?なんか言った?」

ミナト「いや、何でもないよ。」

鳴「そうだ、カカシ先生が暇んなったらまた遊びにくっからっつっといてな!そんじゃ!!」

慌ただしくと玄関を出るナルトの背中を見送り、ミナトはクスクスと笑った。あの様子では…と。
それより何より、仲良き様に安堵感を得て微笑み。そうして愛しい人の帰りを待ちわびて冬の夜空を見上げる。早く逢いたい…と。


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あきゅろす。
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