あなたはそれを守りました。
(仁王視点)
今日、告白されたんじゃ…。
そいでそこに律ちゃんが来て、告白してきた女が律ちゃんに暴言吐いたんじゃ。
じゃから女の注意を俺に向けようと思ったんじゃけど、つい律ちゃんを庇う風に言ってしもうたんよ…。しかも呼び捨てにしたなり…。
したら律ちゃんが眉間に皺寄せとって、それが可愛かったけえつ、ついちゅ…ちゅーしよー…と…してしも…うて、したら顔叩かれてびっくりしたんじゃ。
したら"勝手に彼女にするな"って言われたんじゃけど、したつもりないんよ…。
んで俺のこと目に入っとらんみたいな感じで弁当食べようとしとったのがムカついたけえ、ついちゅ、ちゅーしたんじゃけど…。
言葉を切って、下を見ていた目を柳生に向ける。
「怒っちょるかな?」
「さあ?それは私には分かりませんね…。」
そんな感じで柳生に話を聞いてもらったんが昨日じゃ。
今日の5限と6限の休憩に昼休みにあったことと、飴を貰ったことを柳生に話すと、よかったですねと言ってくれたけえ嬉しかった。
律ちゃんは2年の時に同じクラスで、好きになった。
じゃけ、会えただけでも嬉しかった。しかも2日続けて。飴も貰えるなんて思っちょらんかった。
一緒にご飯食べれて、しかも笑ってくれたんじゃ。
それだけで凄い俺にとっても嬉しかったけん。
じゃけ、絶対に…
「嫌じゃ。」
ブンちゃんなんかにあげるわけなか。
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