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ほのぼの
 

只今球技大会の最中。
男女混合にすると多いから3つの競技は各クラス2つチームを編成するようになった今回の球技大会。
見事バスケではうちのクラスが両方優勝。


ちなみに今は裏庭に居たりする。
ソフトは勝てるだろーな、あの実行委員の片倉がいるし…。
ソフトやバレーを特に応援する気がないからボーと1人でしていると、春が来た。


「お疲れ!」

『春もね。』


もちろん春は大活躍だった。
春だけじゃなく、うちのクラスはバスケ部が多いから優勝はほぼ確実だった。


「ソフトとバレーどーなってんだろーな?」

『んー…バレーは微妙かなー。』

「ソフトは?」

『片倉がいるんだよ?野球部の元キャプテンじゃん、あの人。』

「しかも厳しいしな!」

「練習中に倒れたり、泣いたりする人が絶えなかったしね。」


球技大会の練習のときは凄かった。

バスケはそれなりに厳しかったけど、みんなでワイワイやってる感じだった。
バレーは女子が多かったからキャピキャピ遊んでた。休憩中のOLみたいな感じだ。

ソフトは凄かった。
片倉が男女関係なく厳しくして、体が動かなくなって倒れた人が出たり、厳しすぎて耐えきれなくなって泣きながら逃げる人も出た。
でも、片倉が練習後に満面の笑みでお疲れ様、と1人ずつ声をかけていて、結局最後までみんな頑張っていた。
つまり、飴と鞭ってやつだ。片倉はあれがうまい。

ちなみに蜜柑はソフトだったりする。
蜜柑は倒れたり泣いたりしてはないけど、なんかいきなり笑い出したり変になってた。


「ソフトは大丈夫だな。問題はバレーか…。」

『まあ大丈夫でしょ。勝てなくてもバスケとソフトで表彰されるから。』

「だな!」


特にこれといった話題がなくなり、2人そろってボーっとする。
そうしていると瞼が落ちてきて、うとうとしてきた。


『春ー。』

「…ん?」

『眠いから寝る。』

「んー。」


そのまま隣に座ってる春の肩に頭を乗せて瞼を閉じた。


ほのぼの
→あ、蜜柑の応援してないや。

 

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