[携帯モード] [URL送信]
盆休み
 

あの後、春は打ち上げに行って部活仲間と仲良く話したらしい。よかったよかった。
そしてあれから、あの試合で引退だった春と勉強したり、遊んだりと夏休みを過ごした。


そして夏休みも終わりかけの盆。
朝起きると両親がリビングでキャリーバックに服をつめていた。


『出張?』

「あら、おはよう!出張じゃないのよ!」

『おはよー。って…どこ行くの?』

「おばあちゃんの家よ!」


どうやら里帰りらしい。
早く準備しなさい、とお母さんに言われて、朝ご飯も食べずに部屋に戻って準備をはじめる。


『準備できたよー。』

「それなら行きましょう!空港へ急ぐわよ!」

『うちの朝ご飯はー?』

「おにぎりがあるから、空港で食べなさい。」

『はーい。』


それからタクシーに乗って空港へ行って、おにぎりを食べて、飛行機に乗って寝た。
そして気付けば、お父さんの地元の大坂に着いていた。

それから、タクシーに乗ってお父さんの実家へ向かった。


「疲れたやろ?はよ、あがり?」

『お邪魔しまーす。』


笑顔で迎えてくれる親族一同に笑いかけながら家に入る。


「おっ、遊やんか!」

『雅くん久しぶり!あれ?出かけるの?』

「テニスコートに行くんや!」

『一緒に行ってもいい?』

「ええで!」


両親に声をかけて従兄弟の雅くん(本名は雅那)と一緒にお父さんの実家を出た。


『雅くん学校楽しい?』

「当たり前やろ!あほでおもろい奴ばっか!自分は?」

『楽しいよー。可愛い子も転校してきたしねー!まあ受験生なのが嫌だけど。』

「俺もやー!思い出しとおなかったわー。」


そんな感じでいろいろ話しているとテニスコートに着いていた。


「俺打ってくるさかい、見ときい?」

『了解!』


盆休み
→久しぶりに大坂来たなー。

 

[←][→]

14/40ページ


あきゅろす。
無料HPエムペ!