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自己紹介をしましょう
 

結局私は弟のおかげで校舎まで辿り着けた。
そしてクラス表に書いてあった自分のクラスに入って空いている席に座った。
悲しいことに荷物が置いておらず人も座っていない席は1つしかなかった。


それからは何も困ることはなく、入学式も無事に終わった。


明日は1年生だけでの交流会がある。
数日後には部活の説明がる。
これから、待ちに待った中学生活が始まる!


そう思いながら周りを見渡すと、赤毛が目に入る。


あ、同じクラスだったんだ…。
赤毛の子はななめ前の席だった。
じっと見ていると、その視線に気付いたのか男の子がこっちを向いた。


「あ!」


男の子が声をあげたのと同時に、先生が号令をかけた。

男の子が椅子から立って、こっちを向いて話し出す。


「お前もこのクラスだったんだ!」

「あ、はい。」

「俺は丸井ブン太っていうんだぜぃ!」

「あ、山田蒼乃です。」

「シクヨロ!」

「宜しく、丸井くん!」


自己紹介をしてにっこりと笑い合う。
それからお母さんのほうへ向かった。


自己紹介をしましょう
→1番最初のお友達。

 

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