世界が終わる頃
「バキューン!」
「榎さん、この子供を追い出してくれ」
「やったな名前!僕だって負けないゾッ!!」
「バキュン」「バキュンバキュン」「あ、今撃たれましたよ!」
「違うぞ今のは名前が撃たれたんだ!!」「え、そうなんですかぐはぁヤラレター!!」
「いい加減にやめないか。幼稚園じゃないんだここは」
堰を切らした中禅寺が怒る。
いや元々怒っていたんだけどね。
それに反発することもなく榎さんと私は大人しく座る。
「どうしていきなり保安官ごっこなど始めるんだ」
「世界なんて終わってしまえばいいさ」
「榎さんみたいなことを言うね」
「失礼だな京極、僕はこんなに馬鹿じゃない」
「ねぇ中禅寺さん!」
「・・・・・僕は撃たれて無いよ」
「何言ってるんですかふざけているんですか」
「・・・・・・・」
中禅寺は名前を睨みつけた。
まぁ分からないでも無いことだった。
「世界が終わるとき、私を傍に置いてください」
「・・・・・本気かい?」
「勿論です。私はいつでも真面目ですから」
「良く言うよナ」
(面倒くさいな、だったらずっと隣に居ればいい)
(中禅寺さん!!)
(やっぱりバカはお前ららだ)
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